掲載日:2018年04月16日 バイク動画
動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)
先週に引き続き、今週もチェーン・メンテナンスの基本的作業動画です。動画の中では特に強調していませんが、過剰なチェーン清掃は慎重に考えて慎むことをおススメしておきます。
時々、完全に清掃されたチェーンがフリクションロス無く、軽く回る車両を目にしますが、これは過剰な清掃によって、チェーンローラー内に含まれている必要なグリスまで洗い流してしまっている可能性が大きく、このまま乗り続ければチェーンはアッと言う間に寿命を迎えてしまう危険な可能性があります。
チェーンには固めのグリスが必需なので、多少のフリクション(抵抗)はツキモノなのだと認識しておいてください。また清掃時に洗浄力の高いパーツクリーナーや灯油を使うことは厳禁だと心得て、ウエスで汚れを拭き取る地味な作業が基本だと覚えて欲しいです(チェーン専用クリーナーなら使っても大丈夫かもしれませんが、私は使わない派なので……)。
また今回モデルにしているチェーンはグリスどめのOリングを持たないノン・シールチェーンです。ノン・シールの場合はシール・チェーンに比べると遥かに短いサイクルで注油が必要だということも言い添えておきます。
もやは常識かもしれませんが、エンジンを廻しギアを入れて注油や清掃を行う行為は絶対禁止! です。本当に大怪我をする人がたくさんいることを覚えておいてください。少し時間は掛かっても、地味でも、安全確実な作業を心がけてください。
主に目指すベキ注油ポイントを示しています。映像撮影時にチェーン清掃が不十分で汚くて申し訳ありませんが、この程度の汚れは走行に全く支障はありません(言い訳です)。
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