掲載日:2018年03月26日 バイク動画
動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)
今週はカワサキKSR-Ⅱという古い小型バイクを題材にした、後輪のハブベアリングの交換動画をご覧ください。
通常ベアリング交換にはベアリングプーラーやベアリングプッシャーという工具を使う(専用工具を使う方が安全確実に作業可能)のですが、今回は建築用のコンクリートアンカーボルトとインパクトレンチ用のソケットで代用して作業してみました。
やってみました! という動画なので、コレを参考に作業してほしいという気持ちよりも、こんな道具を使ってもバイクメンテは可能なんだ、という気持ちで気楽にご覧いただきたいと思います。
またハブベアリングは基本的に消耗品ですから、走行中にシャア、シャアという音が聞こえたり、ゴォ~ゴォ~という音が聞こえたらブレーキ・キャリパーやチェーン等と同時にハブベアリングの状態も疑う必要があります。
ハブベアリングのチェックは車体からホイールを取り外し、指先でベアリングを廻した時の感触で判断します。スムーズに軽く回ればOK。ガタツキがあったり、引っかかるような感触が有る場合は不良なので交換が必要です。
もちろん今回の作業手順はKSR-Ⅱの場合であり、他の車種でも全て同じではありませんが、基本的な作業は似ている部分が多いので、皆様のメンテに対するハードルが少しでも下がれば幸いです。
今回用意した主なモノ(油類は含みません)です。ベアリングは規格品なのでベアリング番号が判れば、純正よりも割安なベアリングメーカーの製品が購入可能です。
交換作業で車種により大きく異なるのが、この写真中央にある「サークリップ」の存在です。KSR-Ⅱのように片側にしかない車種や両面にある車種、はたまたサークリップが存在しない車種など様々なので注意してください。
ベアリングをセットする場合、通常はベアリングプッシャーという工具を使いますがサイズが合えば今回のようにボックスソケットで代用することも可能です。
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