掲載日:2018年02月13日 バイク動画
動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)
今週も初心者に出来る簡単バイクメンテ動画をご覧ください。動画で使用している車両はKSR2-80ですが、その他の車両でも同様のやり方でクラッチワイヤーへの注油が可能です。2月5日に掲載した「クラッチレバーの遊び調整とワイヤー断線の予兆」の手順と作業工程が似通っている部分もあるので、そちらも参考にしてもらえればと思います。
基本的にクラッチワイヤーは消耗品だと思いますが、使用中は軽くスムースに動いてほしいモノですね。もちろん適度に注油をすることでワイヤーの寿命も延びますから経済的にも体力的にも得策だと言えるメンテがワイヤーへの注油なのです。
作業に必要なものはワイヤーインジェクター、プライヤー(もしくはマイナスドライバー)、スパナ、シリコンスプレーになります。作業前にこちらをご用意ください。
今回はメンテナンス用品として広く知られている『ワイヤーインジェクター』という製品を使って注油していますので、その扱い方も含めて参考にしていただけたら幸いです。
外気温が低い冬はエンジンオイルも硬く(粘性が高くなる)なっていて、始動直後は適切な潤滑性能を発揮できない状態だと覚えておきましょう。始動直後は出来るだけ低回転を保ち(アクセルを煽ることは禁物)オイルに熱が入る(エンジンが温まる)まで数分の暖気(走行暖気)をお忘れなく!
クラッチワイヤーを取り外す時は、レバー、ロックナット、アジャスター(調整ネジ)の切り込みを一直線に揃えましょう。
シリコンスプレーがワイヤーに完全に充填されているか否か?の判断はクラッチ板側のワイヤー出口から油脂が出てくることで判断します。
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