掲載日:2018年02月05日 バイク動画
動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)
寒さが最も厳しい2月は、ご自宅の駐車場で初心者にも簡単に出来るメンテナンス動画をご覧ください。メンテナンス方法をわかりやすくするため、音声で解説をしていますので音が出せる環境でご覧になるのをおすすめします。
今回のメンテナンス動画はクラッチ・レバーの遊び調整とワイヤー断線の予兆について解説していますから、ツーリング先で慌てないためにもご覧になり参考にしていただくようにお願いします。
クラッチ・レバーの遊び幅は些細な変化でもスムースなライディングに大きく影響するので、常に自分が最も乗りやすいクラッチ・ミートポイントになるように調整しておくことが大切です(動画内でも解説していますが、レバーには必ず遊びが必要です)。実際にこの作業を行うときには、プライヤー(もしくはマイナスドライバー)と状況によってはスパナが必要になりますので事前にご用意ください。
また動画では触れていませんが、外気温が下がるとタイヤの空気圧も同時に低下しますから、秋からタイヤの空気圧チェックを怠ってしまった方は空気圧の補充もしておきましょう。そのうえで、適切な暖気走行をして安全に冬のライディング(走れる地域では)を楽しんでください。
次週はクラッチワイヤーへの注油方法を解説した動画ですからお楽しみに!
クラッチレバー遊び調整の基本はクラッチ版側で大雑把に調整した後、レバー側で微調整をするのが基本ですが、微調整だけの場合はレバー側だけの調整でOKです。
レバーの遊びは写真が示す位置で1~2㎜が基本です。レース用バイクを真似て遊びを0にするとクラッチ板の早期磨耗を誘発するので得策とはいえませんからご注意ください。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!