1990年代後半の750超スポーツ市場に満を持して投入したGSX-R1000

掲載日：2017年08月01日車両・バイク紹介

構成／バイクブロス・マガジンズ編集部

スーパースポーツフラッシュバック!! スズキ・GSX-R1000（2001-2002）の画像

スズキ・GSX-R1000（2001／K1）

オーソドックスな手法を突き詰めて
ライバルマシンを圧倒する実力を持つ

GSX-R1100WとTL1000Sを持ちつつも、CBR-RRやYZF-R1、ZX-9Rが覇を競っていた1990年代後半の750超スポーツ市場を静観してきたスズキが、2001年型として満を持して投入したのがGSX-R1000（K1）だ。フレームはオーソドックスなアルミツインスパーを使用し、エンジンはサイドカムチェーン式水冷直列4気筒と、目立った新機軸は採用されていないが、スーパーバイクへの参戦でノウハウを蓄積したGSX-R750と一卵性双生児的な手堅い構成によって、このGSX-R1000が投入された初年度から他を圧倒する実力を見せた。エンジンはライバルよりロングストロークに設定され、この傾向は2008年型K8まで継承されることとなった。