掲載日:2009年02月18日 日常メンテナンス
ヒトもバイクも寝起きはダルい。しばらく保管していたバイクに、ライダーの気まぐれでいきなり全力疾走は良くないに決まっている。そろそろ走り出したい! と思ったら、最低限これだけはやっておきたい、初歩的なメンテナンス・ポイントをご紹介。最初は軽~く走りながら、愛車をベストコンディションにしましょう。
バイクは走る金属のカタマリ。それぞれのパーツは互いにこすれあい、走るほどにダメージが蓄積する。また電装系や駆動系も過酷な環境で働き、磨耗・劣化していく。だから交換すべき消耗パーツはしっかり交換してあげよう。走ってみれば効果テキメン。安全にもつながるのだ。
高熱にさらされながら潤滑・冷却・洗浄というたいへんな仕事をしているオイルは劣化も激しく、性能低下による機械への影響も顕著。汚れを意識するのはもちろん大事だが、怖いのはオイル量の急激な増減。減るのは異常な消費、増えるのはガソリンが流れ込んでいる可能性もある。
スパークプラグを交換するときは、イリジウムプラグを使ってみよう。アクセルのツキが良くなったり、エンジンのスムーズな吹け上がりを体感できるはずだ。価格はちょっと高めだが、これは最も簡単な点火チューンのひとつである。正常な爆発はいいことだ!
ものの本を見ると交換時期はスリップサインが出たら、などと書いてあるが、バイクの場合、タイヤ形状はハンドリングを左右する大きな要素だ。倒しこみが重く感じ始めたら交換したほうが良い。また劣化したゴムはタイヤ本来の性能が低下しているので要注意。
レースじゃないから高価・高性能なブレーキパッドなんていらない。そう考えるライダーも多いかもしれないが、一度試して欲しい。扱いやすくてブレーキングが楽しくなること間違い無し。最近のパッドは本当によく出来ている。消耗品だからこそいろいろ試したいものだ。
チェーンやスプロケットは交換時期を見逃しがちな部品。延々使い続けたスプロケットはやがて部分的に歯が欠け、チェーンがコマとびを起こしてしまう。どちらかが痛んでいるともう片方に悪影響を及ぼすので、結果的にはセットでの交換が経済的。新品は驚くほどスムーズで静かな走り。当然パワーロスも無く気持ち良さが全く違うぞ。
ひと昔前のバイクは若干ヘッドライトが暗いことがあるが、当時と同じ消費電力で明るいバルブが簡単に手に入る。シビエ製のバルブ「ベステック」は、消費エネルギーが同じで出力が高い(より明るい)のだから文句無しだ。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!