掲載日:2009年02月13日 日常メンテナンス
ヒトもバイクも寝起きはダルい。しばらく保管していたバイクに、ライダーの気まぐれでいきなり全力疾走は良くないに決まっている。そろそろ走り出したい! と思ったら、最低限これだけはやっておきたい、初歩的なメンテナンス・ポイントをご紹介。最初は軽~く走りながら、愛車をベストコンディションにしましょう。
車体の掃除は最初の一歩。外側がきれいになったところで、次にやるべきは車体各部の調子を見ることだ。エンジン、操作系、駆動系、バッテリーなど、すべてに異常が無いか、五感を駆使して調子の良し悪しを理解してあげよう。
エンジン始動には瞬間的にたくさんの電気が必要。だからエンジンをかけることはバッテリーの調子を測る試金石になる。スターターの回り方でバッテリーが元気なのか弱っているのかを確認できるのだ。逆にモーターはぎゅんぎゅん回るのにエンジンがかからない場合は、ガソリンが正しく供給されていない可能性も考えられる。
異音といってもどんな音? 調子が良くても最初からガシャガシャいうバイクだってある。問題は、いつもと違う音が聞こえたとき。普段から調子の良いときの音を聞いておけば、違いも発見しやすい。すなわち、日ごろからバイクの音に気をつけておく、ということだ。
ガソリンの臭いはツンと鼻に刺激がくるのですぐに分かる。それをたかが匂いと放置しておくのはとても危険。ガソリン経路のどこかに異常が無いか、確認しよう。
マフラーからの白煙は驚くに値しないが、驚かなきゃいけない場合もある。4ストロークエンジンの場合、始動直後の白煙はただの水蒸気の可能性大だが、オイル臭を含むときは要注意。2ストロークエンジンなら問題無いが、マフラーエンドにベタッとしたオイルが確認できたら燃焼室にオイルが浸入した可能性がある。そうなるとオーバーホールの必要あり。ショップで確認しよう。
クラッチやブレーキに使われているワイヤーは、定期的な交換が必要なパーツだ。突然断ち切れることはまず無く、そうなる前に急激に伸びてくる。レバーの遊びが急に増えたら直ちに交換すべし。油断禁物。
信号待ちで軽くエンジンを空吹かししてみると、ライトが明るくなったり暗くなったり…そんなときはバッテリーが弱っている可能性がある。まずはバッテリー液の量を確認、MF(密閉)型ならテスターで電圧チェックだ。
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