掲載日:2017年04月14日 基礎知識 › バイク用品基礎知識
記事提供/二輪生活
【右/お手入れ前】全体的に汚れが目立ち、傷の中も汚れている。シールドの表面も若干曇っている。【左/お手入れ後】帽体の輝きは復活し、傷汚れもさっぱり。シールドは黒味が増して艶やかな質感に。
常に使用していると表面の汚れに気づきにくいが、実は意外に汚れているもの。長年手入れしていないケースでは、小傷の中の汚れが固まり、表面を磨いただけでは落ちにくい状態になっていることも。そんな状況を避けるためにも日頃行う手入れは効果的だ。使用後にシェルを磨くだけでも寿命は伸びる。内装は夏場は意識的に洗浄するように心がけておくといいだろう。
帽体(シェル)は常に風雨にさらされるため、小傷や虫の死骸なども多い。ベンチレーションにもホコリや汚れが付着しているので、しっかりと手入れしておきたい。
脱着が可能なタイプの内装は、チークパッド、センターパッド、ネックパッドなどが取り外せる。洗浄する際は生地が破れないように丁寧に作業すること。
シールドはひと昔前に比べて簡単に外せるようになっている。現在はワンタッチで外せるものが主流だが、中には写真のようにネジ止めされているものある。
虫の死骸や排気汚れが小傷にたまっている場合があるので、手入れをする際は洗浄、コーティング、ツヤ出し効果があるものを使用すると便利で安心。
表面に付着しているホコリや汚れを乾いたウエスなどで綺麗に除去する。汚れがひどい場合は濡らしたウエスでも可。
クリーナーやワックスなどのケミカルは、使用する前にしっかりと振っておくこと。意外に勢いよく噴射するので、帽体からある程度離すのがポイントだ。
帽体からある程度離してクリーナーを吹き付ける。一気に全体に吹かずに、部分的に吹いては磨くを繰り返す。
吹き付けた部分を乾いたウエスで拭き取りながら磨く。汚れを落とすとともにコーティングしてくれる。
表面にはっ水処理、裏面に曇り止め対策。曇り止めは効果が短いので、使用頻度が高い人は、週に1度は施行しておいた方がいい。
お手軽で便利なのが、ウェットティッシュのような使い捨てクリーナー。アクリル・ポリエステル系不織布にアルコールや防腐剤、水を含ませたヘルメット専用の汚れ落し。シールドは磨く面が狭いので、袋から1 枚取り出したらシールドの面積に合わせてたたんでから使用するようにするといい。
シールドの表面を磨いて汚れを落としていく。意外に汚れているので、クロスが黒くなったら折り返してキレイな面で磨く。
キレイになったシールドの表面には撥水コーティングを施す。塗るだけで雨がつかないシールド用超撥水コーティングなら、走行中のみならず停車中でも雨がつかないので、雨を拭う必要もなく安全。スプレーし、付属のスポンジで伸ばす。何回かこの行程を繰り返して塗りこんでいこう。
この種類のケミカルには専用のクロスやスポンジがセットになっていることが多い。付属の塗布用クロスを使い、伸ばしたコート剤を塗布する。劣化したシールドには使用できないので要注意だ。
脱着が可能な内装は、外して水洗いが基本。専用のシャンプーがない場合は中性洗剤を使って洗浄しよう。
ヘルメットから内装を全て外す。外す際には無理やり外して生地を傷めないように気をつけたい。
バケツなどを用意し、中に水、またはぬるま湯を入れ、取り外した内装を充分湿らせておく。シャワーなどでも可。
湿らせた内装に、直接ヘルメット専用シャンプーを吹き付ける。多めに吹き付けた方が泡立ちも良い。
専用シャンプーを吹き付けた内装を泡立て、軽くもみ洗いをする。特に汚れがひどい部分を集中的に洗おう。
バケツにためた水、またはぬるま湯に内装を浸け、充分にすすぐ。吹き付けたシャンプーが残らないようにしよう。
充分にすすいだ内装を乾いたタオルを当てながら水気を吸い取る。このときにしっかり水気を取り除けば乾くのも早い。
水気をタオルで吸い取ったら、風通しの良い場所で干す。日が当たらないような場所で陰干しすれば終了だ。
内装が固定式の場合は、直接内装の汚れを拭き取るしかない。気をつけるポイントとしては、洗浄後にしっかり乾燥させること。消臭剤を使うのも忘れずに!
ウェットティッシュタイプの内装専用クリーナーを使う。ふわふわ感の少ないシートで、皮脂汚れを除去&除菌できる。
特に汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた水やぬるま湯を布に含ませて押し洗いする。洗浄後は日陰干しでしっかりと乾燥させてから使用すること。
洗浄後は消臭しておく内装へ何回かに分けてスプレーする。シールド付きの場合は、作業前に取り外すか、シールドにスプレーが掛からないように注意。
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