掲載日:2012年07月03日 購入基礎知識 › バイク用品購入基礎知識
楽しみにしていたツーリングも、当日の天候が雨では楽しさ半減。「恵みの雨」という言葉もあるものの、バイクで走る時ならば雨は避けたいものです。屋根のあるクルマと違って、バイク乗車時はレインウェアを着ることしか雨を防ぐ術がありません。だからこそライダーのためのレインウェアが数多くリリースされているのです。バイク用のレインウェアは、高速走行でも水が染みない生地や縫製、表面処理のほか、乗車時に動きやすい立体裁断など、多彩な工夫が盛り込まれた高機能商品。間違いのないレインウェアを選んで、雨の日のライディングを少しでも快適に、そして安全にしていきましょう。
雨は想像以上にライダーを妨害します。普段の生活では感じられない雨の脅威のひとつが、勢いよく叩きつけられる雨粒の「痛さ」です。オープンフェイスのヘルメットの場合、雨量によっては顔に直接当たる雨粒が痛くて、まともに運転できない場合もあります。もちろん、そのような状況では目を開けることさえ困難です。そこでおすすめしたいのが、フルフェイスやジェットタイプに代表されるシールド付きヘルメットです。雨が顔に当たるのを防いでくれるため、運転に集中することができますし、視界も確保しやすいというメリットがあります。
雨天時の必須アイテムがレインウェアです。雨の勢いと走行風が合わさって生まれる大きな水圧にも耐えられる耐水性が与えられ、さらに縫い目などから水が浸入するのも防ぐ処理が施されているなど、バイク専用は一般的な「雨具」と超えた高機能が特徴です。
冷たい雨は、指先を冷やしてバイクの操作を妨害します。また、濡れて滑りやすくなることで思わぬ操作ミスも起こりえます。レイングローブは、こうした雨の弊害を軽減するためにも、レインウェアとセットで持っておきたいものです。
足元を雨から守るのがブーツカバー。雨がしみこんだシューズほど気持ちの悪いものはありません。また、革靴などは濡れることで寿命を大幅に縮めてしまうことがありますが、カバーを使えばそれを未然に防ぐことができます。サイズ、形状も豊富なので、靴に合った最適なものを選びましょう。
雨粒はシールドに留まり視界をさえぎります。そこでオススメが指先につけるバイク専用ワイパー。左手に装着すれば走行中でも視界を回復できるのです。小さいけれど頼もしい雨の日のアイテムです。
雨はライダーにとってやっかいなものですが、避けることができません。それならば、できる限りの準備を行っておくことが肝要です。レインウェア、レイングローブ、ブーツカバー、そしてシールドつきのヘルメットがあれば、まずは安心。装備をしっかりと整えることは、安全な雨天走行にもつながります。自分の要求する防水性能や、お気に入りのデザインやカラーを見つけて、雨の日のライディングを少しでも快適なものへと変えていきましょう!
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