掲載日:2012年01月10日 購入基礎知識 › バイク用品購入基礎知識
ウインタージャケットは、冬を走るライダーにとって最も重要なアイテム。ライディングに必要な運動性を確保しながら、しっかりと寒さを遮断するためにも、ライダーなら必ず一着は持っておきたいアイテムです。近年は防寒性能だけでなく、防水透湿機能、充実したプロテクション、水分を吸収して発熱する素材など、多数の先進機能が投入されており、商品のラインアップも充実してきました。それだけに、ひとくくりにウインタージャケットと言っても種類はさまざま。愛車の種類や自身のライディングスタイルによって、選び方のポイントは変ってきます。今回のバイク用品の基礎知識では、ウインタージャケットを4つのカテゴリーに分けて解説しました。ショート丈、ロング丈、レザー、カジュアルの中から自分にあった一品を見つけて、冬を暖かく過ごしましょう!
●高い防寒能力を持つ
●高機能素材を使ったものもある
●ライディング向けの性能を両立
●春夏向けなどに比べると動きづらい
●比較的価格が高いものが多い
●冬の期間しか使用できない
動きやすさを重視するライダーへ
ショートタイプのジャケットは、ロング丈タイプに比べて動きやすいのが特徴です。裾まわりの防寒で及ばない点もありますが、ライディング動作の自由度を優先するならばショートタイプがおすすめです。前傾姿勢にあわせた立体裁断を採用したモデルも多く、スポーツバイクなど走りを重視したバイクとのマッチングは良好。運動性能を重視するならショートタイプで決まりです。
防寒性を重視するならコレ
裾がベルト部分よりも下にくる、ハーフコートのような丈のウインタージャケット。腰まわりを包み込むため防寒性能が優れたシルエットです。そのため、極寒地対策が施されたヘビーデューティ仕様が多いのも特徴と言えるでしょう。特に、冬場も長距離を走行するライダーにベストなアイテム。ショートタイプにはない暖かさを得たいならば、断然ロングタイプがおすすめです。
使い込みたくなる素材感
ライディングジャケットの素材として長く愛用されているレザーをメインにしたジャケットです。使い込むほどに味わい深くなるレザーは、そのナチュラルな素材感によって、どんなバイクにもマッチしてくれます。最新素材のように多機能ではないものの、寒さを遮断する能力は高く、他の防寒アイテムと合わせて着こなすことで、真冬でも十分な暖かさを発揮してくれる冬の定番アイテムです。
街乗りをスマートにこなす
機能が大切とはいえ、あまりにも「ライダー」を強調しすぎたジャケットは恥ずかしい……と考えるならば、選択肢はカジュアルタイプになります。普段着のようなデザインに仕上げられているために、バイクに乗らないときにも着れるのが大きなメリット。一方で、フロントの合わせ目や袖口などの防風対策がしてあるため、街乗りを中心としたバイクライフならば暖かくサポートしてくれます。
もうひとつの冬対策として、3シーズンジャケットの下にインナージャケットを着込んで、冬も着まわすという方法があります。この場合、インナーとアウターのマッチングによっては、動きにくくなったり不快感が発生する可能性があります。ただ、新たにウインタージャケットを購入するより、低コストなのは見逃せません。最近ではインナージャケットを取り付けて、通年で使用できるように工夫されたもの増えています。季節に応じてジャケットを変えていくのが理想ですが、重ね着のパターンを考えて、うまく運用していくのもライダーの知恵。あなたなら、どちらの方法で冬の乗り越えますか?
ウインタージャケットは他のシーズンのジャケットと違い、保温性の高い中綿を使用しているため、厚手になりがちでライディング時の動きが制限されることがあります。これは、3シーズンジャケットにインナーを重ね着した場合も同様です。だからこそ、ウインタージャケットは、他のシーズンにも増してライディングスタイルにあったジャケット選びが重要となります。防寒性能とライディング適性をしっかりと考え、自分にぴったりとマッチするアイテムを見つけて、寒い冬を楽しく乗り切りましょう!
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