掲載日:2026年01月17日 購入基礎知識 › バイク購入基礎知識
取材・文/小松 男


12月度のグーバイク買取ランキングで、初登場にしていきなり1位を獲得したのがホンダ・グロムです! 初代モデルの登場以来、ミニバイクカテゴリーの中でも常に高い人気を誇ってきたグロムですが、意外にもこれまで買取ランキングに姿を見せることはありませんでした。それだけに、今回の結果は市場の変化を象徴するものと言えるでしょう。
グロムの魅力は、原付二種クラスならではの低いランニングコストと、コンパクトな車体からは想像できない“きちんとバイクを操っている感覚”にあります。さらにグローバルモデルとしてタイをはじめ海外でも人気が高く、国内外でカスタムベースとして楽しまれている点も評価が安定している理由のひとつです。
12月という時期を考えると、年内にバイクを整理したい層に加え、春からの新生活を見据えて「一度リセットしておこう」という動きが表面化したことが、買取台数の増加につながったと推測できます。コンパクトで扱いやすく、それでいて趣味性も高いグロムは、新生活の“最初の一台”としても魅力的な存在。今後の相場推移も含め、しばらく注目が続きそうです。

2位にランクインしたのは、永遠のスタンダードモデルとして語り継がれるヤマハ・SR400。生産終了後もなお、根強い人気を維持し続けている名車であり、11月度の3位からワンランクアップしました!
もともとロングセラーモデルだったことから中古流通量は比較的多めですが、それでも需要が衰えないのは、SR400が持つ唯一無二の魅力ゆえ。キックスターターによる始動儀式や、単気筒エンジンならではの鼓動感は、いまのバイクではなかなか味わえない体験なのです。
実際、筆者の周囲にいる過去に所有していたバイク乗りたちが「やっぱりまたSRに乗りたい」と口にしており、初所有の人だけでなく“出戻り組”からの支持も厚いモデル。通勤・通学からツーリング、さらにはカスタムまで幅広く対応できる懐の深さも、長く愛されてきた理由でしょう。
普通自動二輪免許で乗れる400ccという排気量もポイントで、バイクの楽しさだけでなく、時には不便さや手間も教えてくれる存在。12月のランクインは、年内整理と同時に「もう一度SRと向き合う」動きが市場に現れた結果なのかもしれませんね。

3位に入ったのは、400ccクラスのフルカウルスポーツとして高い完成度を誇るカワサキ・Ninja 400。 実はこれまでグーバイク買取ランキングへの登場はなく、今回の結果は注目に値します。シャープで攻撃的なルックスとは裏腹に、実際の乗り味は扱いやすく、街乗りからツーリングまで幅広くこなせる万能さが魅力。十分なパフォーマンスを持ちながらも、日常使いに過度な緊張感を強いない点が、多くのユーザーに支持されています。
中古市場に流れる理由として考えられるのは、400ccクラス特有の車検タイミング。「次は大型に行くか」「いったん手放すか」といった節目で選択されやすく、12月という区切りの月は、その判断が集中しやすい時期でもあります。
また、購入を考えている方へのアドバイスは、以前ER-6f系プラットフォームを採用していた時期があり、現行型とはフレーム構成やリアサスの取り付け方法などが異なる点も、中古車選びでは重要なポイントです。 走りも実用性も両立したNinja 400は、改めて“長く付き合えるスポーツモデル”であり、手放す方にはまた次の出会いをと、探している方にはじっくりと選んでほしいとお伝えします。

12月度のグーバイク買取ランキング、4位にはBMWモトラッドのG310GSがランクインです! BMWモトラッドのラインアップとして初のグーバイク買取ランキング登場となりました!
普通自動二輪免許で乗れる排気量であり、上位モデルにあたるFシリーズやRシリーズと同列には語れないものの、しっかりとGSシリーズの世界観を体験できる一台としてエントリー層から高い支持を受けており、アップライトなポジションと扱いやすい車格により、街乗りからロングツーリングまで対応できる万能性が評価されています。F450GSの登場が近づいていることが、BMW全体への注目度を高め、市場の動きに少なからず影響を与えた可能性は否定できません。
また、G310RやC400GTなど、普通二輪で楽しめるBMWが増えてきたことで、「輸入車を身近に感じたい」層が動き始めている印象もあります。12月のランクインは、BMWモトラッドが“特別な存在”から“現実的な選択肢”へと近づいていることを示す結果と言えるでしょう。

5位にランクインしたのは、ホンダ・スーパーカブ110でした。完成度の高さを考えると、「なぜ手放すのか」と首をかしげたくなるほど、長く付き合えるモデルです。現行型はキャストホイール化とチューブレスタイヤの採用により、日常使いでの安心感がさらに向上。一方で、ABSをはじめとした電子制御が、カスタムを楽しみたいユーザーにとっては少しハードルになるケースもあり、そのあたりが売却理由につながっている可能性は考えられます。
それでも、スーパーカブの魅力は時間とともに深まっていくもの。派手さはないものの、生活に溶け込み、気づけば手放せなくなっている――そんな声が多いのも事実です。
今回のランクインは、性能や不満によるものではなく、ライフスタイルの変化や年内整理といった外的要因が大きい印象。裏を返せば、中古市場では“安心して選べる一台”が増えているとも言え、購入を検討している人にとっては狙い目のタイミングと言えそうです。








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