掲載日:2025年01月17日 購入基礎知識 › バイク購入基礎知識
取材・文/小松 男
グーバイク買取ではその推移の統計を出したランキングを行っていますが、その中でもトップランカーに君臨している回数が多いホンダ・PCXが11月の3位から12月度には2カ月ぶりに首位へと返り咲きました。何といっても流通台数が多く、さらに新車、中古車問わず安定した需要があることが高い戦力の要因となっています。そもそも150ccクラスのエンジンにも対応したシャシーなので頑丈に作られていることと、維持費を抑えることができる原付二種登録なので人気が高いことも理解できます。
アフターパーツも豊富に用意されているので自分仕様のカスタムを楽しめるのもポイントで、メインとしてもセカンドバイクとしても支持されています! ここ最近のランキングでは今後生産がされなくなることがアナウンスされた50ccエンジンの原付一種モデルが多く売買される傾向がありましたが、春の新生活を前に再び原付二種クラスが盛り上がりをみせそうですね!
ヤマハのフルカウルロードスポーツモデルであるYZFシリーズの中核を担っているYZF-R25が2位にランクイン。初代モデルが日本で登場したのが2014年のことなので、実に10年選手。モデルチェンジ、ブラッシュアップが行われて今日に至るわけですが、北米では昨秋に兄弟モデルであるYZF-R3がモデルチェンジを果たし2025年型として発表されていることもあり、同じくYZF-R25も合わせて国内導入されることが期待されています。
今回のランキングにてYZF-R25が2位に浮上したのは、その裏を突いた格好だと言えます。流通台数が増えているということは、おのずと買い求めるユーザーが選べる個体が増えたというメリットがあり、そうなると供給過多になるのかとも考えられますが、そもそも250ccクラスのフルカウルスポーツバイクはどのモデルも人気が高いために、値崩れすることは考えられにくいでしょう。それでも新型登場前後は価格変動がありそうなので、売買を考えている方は注目です!
ニーゴーフルカウルスポーツブームの火付け役的存在であり、マーケットを牽引してきたNinja 250が3位にランクイン!! 4気筒エンジンを搭載するNinja ZX-25Rが登場してから人気を二分してきましたが、価格面や日常的な扱いやすさで見ると、Ninja 250の方が販売台数は多いようです。
2008年のNinja 250Rから数えると登場から17年にもなるロングセラーと言えるモデルとなりましたし、現行モデルはZX-10R直系ということを強く感じさせるデザインとなっており、年式や程度、価格帯など様々な視点から選ぶことが楽しめるモデルとなっています。今月は2位にYZF-R25が躍り出ましたし、ニーゴーフルカウルスポーツモデルの人気再燃!? CBR250RやGSX250Rあたりのマーケット同行も気になるところですね!
12月度のグーバイク買取ランキングで4位にランクインしたのはスズキのアドベンチャーモデル、Vストローム250でした。Vストローム250はデザインこそオフロード走行を匂わせるスタイリングではありますが、低回転から粘りあるトルクを発生する250cc並列2気筒エンジンを搭載し、前後17インチタイヤであることなどから、実はライバル不在のモデルなのです。
強いて言えば現在は販売されていないカワサキ・ヴェルシス250やKTM・250アドベンチャーあたりが競合モデルとはなるのですが、それぞれタイヤサイズやシングルエンジンを採用するなどの違いがあり、オンロードをメインで使用するならVストローム250かなと思うユーザーも多いようです。現在スズキではシングルエンジンのVストローム250SXもラインアップしているので、購入の際には悩んでしまいそうですね。
ハイエンドクラスのスポーツネイキッドモデルであるZ1000をベースに防風性能の高いフェアリングを纏ったスポーツツアラーモデルであるNinja 1000が5位にランクイン! 12月度のグーバイク買取ランキングでは唯一のビッグバイクとなったNinja 1000ですが、長い休暇を得てロングツーリングを楽しむ欧州のスポーツライダーたちに人気があり、現地のメディアなどでも高い評価を得ています。
絶対的な流通台数というのは多くは無いのですが、初期モデルは2011年から販売されていることや、初代モデルからして現行モデルにも引けを取ることがないほど必要にして十分なパフォーマンスを持っていることから、中古マーケットにおいても需要と供給のバランスが取れていると推測できます。言われてみると、この手のリッタースポーツツアラーって現行ラインアップでは少なくなってきましたよね。つまりねらい目ですか!?
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