独断と偏見で人気の秘密に迫る! そのバイク、どうして人気があるのですか!?(スポーツ/レプリカ編)

掲載日:2024年07月23日 購入基礎知識バイク購入基礎知識    

取材・文/小松 男

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グーバイクの成約台数ランキングを元にトレンドを読む!

統計によると日本全国におけるバイク保有台数は1000万台をゆうに超える数字となっています。生産台数に関してもここ数年60万台前後を推移(共にJAMA調べ)。つまりこの世には驚くほどのバイクが存在しているということ。

そのような中から“欲しい!”と思うバイクを選びだすのに強い味方となってくれるのが“グーバイク”!! そんなグーバイクの成約台数ランキングを元に、現在のトレンド同行を探りつつ、どうしてそのバイクの人気が高いのかを考察! 今回は『スポーツ/レプリカ』編です!

『スポーツ/レプリカ』のベスト5はコレだ!

チャンピオン! ヤマハ:YZR-R25

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二位 カワサキ:Ninja400

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三位 ホンダ:CBR250RR

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四位 カワサキ:Ninja250

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五位 スズキ:GSX250R

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多くのモノゴトで言えることですが人気の裏側にはどうしてそうなのかという秘密があります。ここではスポーツモデルやレーサーレプリカのバイクにスポットを当てて人気を探っていくのですが、そもそもこのカテゴリーのマーケット流通を見てみると、圧倒的に普通二輪免許クラス(126~400)が多いことが分かります。

扱いやすいサイズや性能であったり、維持費の問題、車両そのものの価格など、様々な要因が考えられるのですが、グーバイクでの5月度成約台数ランキングを見ても250ccと400ccのモデルがベスト5を占めていました。それでは五位から順を追って、車両の紹介とナゼナニを探っていきましょう。

■五位
GSX250R=スポーティなスタイルとガッチリした車体

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スズキのフルカウルスポーツモデルGSX250Rが5位にランキング。GSX250RはフラッグシップスーパースポーツモデルGSX-R1000譲りの精悍なスタリングとしながら、低中回転からトルクフルで扱いやすい並列2気筒エンジンを搭載したモデルです。

実際に乗ってみると攻撃的な見た目とは裏腹に非常に扱いやすく、日常生活での心強い相棒となってくれるキャラクターなのです。さらにスズキのお家芸とも言える若干大柄なボディワークとされており、より排気量が大きいモデルと並んでも見劣りすることがありません。

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GSX250Rの初代モデルが登場したのは2017年のことです。実はここは大きなポイントで、追って紹介する上位ランキングのモデルよりも後発なのです。だから流通台数も少なくおのずとこの着順となっているということも考えられます。

現在新車販売はされていませんが、同系統のエンジンを使用しているGSR250やGSR250Fも、とても良いモデルです。それと現行販売されている同クラスのスズキ製フルカウルスポーツモデルには、油冷シングルエンジンを搭載したジクサーSF250もあるので、GSX250Rの購入を考えた際、それらも視野に入れてみると良いかもしれませんね。

■四位
Ninja250=ニーゴーフルカウルスポーツの代名詞

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教習所に通うことで大型自動二輪免許を取得できるようになった1995年(それ以前は試験場で一発合格する方法でした)。2000年には高速道路での二輪車の最高速度が時速100キロまで引き上げられ、さらに2005年には一部区間を除き高速道路での二人乗りが解禁されました。

このような時代の流れもあり2000年代に入ってからは大型バイクブームとなっていったのですが、そこに一矢を報いたのが、ここで紹介するカワサキ・Ninja250の先代モデルにあたるNinja250Rでした。

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Ninja250R

2008年、当時忘れ去られていた感のあったニーゴーフルカウルスポーツモデルでしたが、Ninja250Rの登場によりマーケットは活性化され、次々とライバルモデルが後を追いました。そのような背景があるので、長くバイクに親しんでいるライダーからするとNinja250R/Ninja250は定番的存在とも言えるでしょう。

成約台数ランキング四位となっているNinja250の登場は2013年(Ninja250Rがフルモデルチェンジした格好です)で、2018年にはフルモデルチェンジが図られています。

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スタイリングは年々レーシーな雰囲気に変化していき、もはや現行型においてはWSBKに参戦するNinjya-10RRレプリカといえる様相。この見た目だけでもしびれてしまいますね。長年人気の高いモデルとしてマーケットを牽引してきた存在なので、中古流通台数も多く、予算や程度、カスタム具合などを含め色々な車両から自分にピッタリ合う一台を見つけ出してください。

■三位
CBR250RR=もしかしてクラシックモデルも入ってる?

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現在新車販売されているCBR250RRの初代モデルとなるのは2017年に登場したものです。ただ実はCBR250RRという名前を持つモデルは1990年代にも存在していました。どちらもCBR250RRであるには違いないのですが、旧型は並列4気筒、現行は並列2気筒エンジンを採用していますし、フレーム形式や足まわりも異なります。

つまり両者はまったくの別物と考えてもらったほうが良いと思うのですが、旧CBR250RRを所有していたことがあり、なおかつ現行CBR250RRも試乗テストを行ったことがある私は“強いDNAを感じる”と思っています。

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現行CBR250RRは倒立フォークやABSを標準で装備するなど走行性能や安全面の充実が図られているうえ、ライディングモードセレクトやトラクションコントロールなど電子制御デバイスが贅沢に盛り込まれています。

スマートでファン、誰もがスポーツライディングを気持ちよく安全に楽しむことができる。これが人気のヒミツだと思います。ちなみに程度の良い旧型CBR250RRはプレミア価格がついており、中には200万円を超える個体も……。

■二位
Ninja400=ランキング唯一の400ccフルカウルスポーツ!

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御周知のとおり排気量251cc以上のバイクには車検制度が適用されます。定期的に整備を行うことは安全面の観点からとても重要であることは分かるのですが、車検にかかるコストが発生するため、維持費の観点から250cc以下のバイクの方が流通量は多いというのが実情です。

そのような中において、Ninja400は『スポーツ/レプリカ』カテゴリーの成約台数ベスト5に唯一ランキングされている400ccモデルとなっています。

2011年に初代モデルが登場したNinja400は2018年にフルモデルチェンジがなされています。どちらもフルカウルスポーツモデルなのですが、旧型と現行型ではフレームから足まわりまでまったく違う構成となっています。

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現在のNinja400がスーパーバイク譲りのスポーツバイクといったパッケージングとなっているのに対し、旧型はどちらかと言えばツアラーモデルの傾向がありました。ですから中古バイクを含めてNinja400を物色している方の場合は、使い方や求めているキャラクターを考慮して選択することをお薦めします。

なお、同カワサキには現在Ninja ZX-4RRが存在し、Ninja400が並列2気筒エンジンを搭載しているのに対し、ZX-4RRではより強力な並列4気筒エンジンを採用しています。つまりそれは一層スポーティで刺激的な走りを楽しめるということなのですが、100万円を超える車両価格であることから、両者を比べる方は少ないかもしれません。

■チャンピオン
YZF-R25=ルックスも性能もイマドキスポーツ!

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『スポーツ/レプリカ』カテゴリー成約台数ランキングにおいて栄えある第一位に輝いたYZF-R25。初代モデルの登場は2014年で2019年にはスタイリングをはじめ大幅な変更が行われ現在のモデルとなっています(その後も小変更は繰り返されています)。

歴代YZF-R25において言えるのは何といっても扱いやすさでしょう。並列2気筒レイアウトでありながら超高回転まで回るエンジン性能を持ちながらも日常使用域でもトルクがありパワフル。パッと見は立派な体躯でありながら、跨ってみると想像以上にコンパクトにまとまっているところ、そして安心してスポーツライディングを満喫できるバランスの良さ。さらに何よりもカッコいいスタイリングでまとめられているとくれば、もはや人気の高さも納得するほかありません。

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さらに排気量が大きいYZF-R3に加え、最近ではYZF-R125/R15もラインアップされるようになったことで選択幅が増えましたが、やっぱり250ccクラスのランニングコストと性能とのバランスや使い勝手の良さにより、“YZF-R25一択!”と探している方も多いみたいですよ~。

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