掲載日:2011年02月25日 プロが造るカスタム
数多くあるミニバイクの中でも、イジられ役の代表的存在と言えばモンキーだろう。小柄なマシンはまさに実物大プラモデル。ありとあらゆるパーツの中から、お気に入りを見つけて装着していく楽しみは、多くのライダーを虜にしてきた。純正パーツが見当たらないほどのフルカスタムは、雑誌やWEBでも多くの注目を集めている。一方で、ひたすらノーマルを維持する趣向もある。発売当時の雰囲気を残すべく、オリジナルパーツに拘り続けるタイプだ。
しかし、今回ご紹介するモンキーは、そのどちらでもないライトカスタムの類に含まれる。車両オーナーの嗜好を汲み取ったM.B.S.Komo.は、カスタムの方向性を「ノーマルルックを貫くこと」とした。一般的にカスタムとは変化を楽しむものなので、違いを主張する方向に偏りがちではある。しかし、ノーマルと同じ取り回しのSP武川製のZスタイルマフラーや、アルミの丸パイプにより強度を増したGクラフト製ノーマルルックスイングアームなど、セレクトされたパーツはモンキーのスタイルに溶け込むものばかり。それでいて、ライダーが欲するニーズに応えるという、シブいパーツをチョイスしているのだ。
モンキーらしいコンパクトで親しみやすいスタイルを保ちつつ、要点だけカスタムすることでライダーにフィットした一台。注目はされにくいが、これもカスタムマシンとして完成されたひとつの形と言えるだろう。
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