掲載日:2009年11月17日 プロが造るカスタム
板山昌則さんが第一ライダーを努める板長R&瑞穂工業チームのDE耐!参戦は2008年で4度目。ずっとモンキーRベースで125ccクラスを作り、今回初めて100ccエンジンを作ってきた。これまで、ストロークが49.5mmと長い旧タイプのCD90ベースでボアを54φとして113ccとしてきたが、タイカブ100EX用のφ50mmシリンダーを用いることで排気量を97ccにダウン。これはストローク41.4mmの50ccベースのエンジンに対してロングストローク傾向になる。シリンダーヘッドもCD90用をモディファイして、JUNインターナショナルの105ccハイカムを装着。キャブレターはPD22としている。
ちなみにこの仕様にしたことで、何故か7000回転以下のパワーが全く不足してしまい、パワーバンドは7000~11000回転というピーキーな性格になってしまった。にもかかわらず燃費は31km/リットルと、113cc時代の24km/リットルを大幅に凌ぐ省燃費エンジンとなった。これには、昨年から装着した空燃比計も役立っており、パワー感を損なわずできるだけ薄いキャブセッティングを心がけている。ちなみにもてぎ走行時の狙いは、13.1~13.5にしているという。2008年のファイナルイベントでは、何と序盤でクランクシャフトを折損! でリタイアしてしまったが、次回も独自性に富むエンジンチューニングでエントリーしてもらいたいものだ。
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