掲載日:2009年11月12日 プロが造るカスタム
村枝賢一氏の人気コミック、ジ・エンドとのコラボレーション企画で登場したのがこの白バイ風NSF100。NSFカウルをベースにしながら、巧みにVFR800P風にアレンジしたのは、NSF用をはじめ数多くのFRPカウルを製造する、4ミニレーサーにはおなじみの大阪府泉南市の才谷屋ファクトリー。鈴鹿ミニモト限りの一発企画という割には、クイックファスナーで着脱できるサイドカウルのパトライト風カバー(外した後のカウル穴は最小限に抑えられている)やサイドボックス風パーツなどの造り込みは本格的。マスターからメス型まですべて量産プロセスで行っているから、反響次第では一般販売も可能とのこと。アッパーカウルやスクリーンも同社製NSF用を加工して製作したものだ。白バイを象徴するパーツが付加されてはいるものの、それを除けばデザイン的にはカラーリングのみで表現しているのだが、ホワイトタンクに入る黒ストライプなど、ホンモノをイメージさせる小技が効いていて思わず目を奪われる。
とはいえ、さすがにこのままのスタイルでコースを走ることはなくパトライトとボックスは取り外すが、いずれもボルトオン装着されたものだから、簡単に本来のレーサースタイルに変身できる。基本的には見た目勝負のマシンだが、機能部分でも倒立フォーク装備やブレーキ強化など、レーサーとして押さえるポイントもしっかり押さえている。2007年あたりから一気に本気度がアップしてレース色が強まった鈴鹿ミニモトだが、こうした見て楽しいマシンが出てきてくれることでイベントとしても盛り上がる。今後もこうしたマシンのエントリーを期待したいものだ。
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