エイプ100 TypeD
 エイプ100 TypeD

ホンダ エイプ100 TypeD – 類人猿レジャーバイクの最終形態

掲載日:2011年01月13日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

ホンダ エイプ100 TypeDの試乗インプレッション

ホンダ エイプ100 TypeDの画像

大きな野望や冒険心を
コンパクトなボディに詰め込んだ

実際に車両を見ると、装備やスペックだけではわからない部分も徹底して作りこまれていた。小排気量かつコンパクトな車格となると、足替わりの手軽な移動手段と思われがちではあるが、跨るだけでエイプは一味違うと気付かせてくれる。十分な幅のシート、幅広なハンドル、頑丈なステップがもたらすライディングポジションは堂々としてリラックスできる。

小柄なボディとは相反して窮屈さを感じさせない設計のインターフェース、ましてや100ccのエンジンを搭載しているエイプ100は、機動力を活かした寄り道だらけのショートツーリングに最適なのだ。そして5速マニュアルのギアチェンジはバイクを操作する楽しみを与えてくれる。マシンをバンクさせてコーナーを走り抜ける気持ち良さなどはスポーツバイクそのもの。ただ目的地まで移動するだけでは物足りないというライダーの欲求を、しっかりと満たしてくれる乗り心地だ。フィールドを選ばず楽しめるエイプ100 TypeDは、まさにレジャーバイクの真髄と言えるだろう。

ホンダ エイプ100 TypeDの詳細写真

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パワフルで扱いやすい、空冷4ストロークOHC単気筒直立エンジンはXR100モタードと共通。始動はキックのみだが、小排気量ゆえ初心者でもそれほど苦労しないだろう。

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エキゾーストパイプ内に触媒を内蔵し、平成19年排出ガス規制に適合。着火性能に優れたイリジウム・スパークプラグを採用し、アイドリングの安定に貢献している。

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静かで小気味良いサウンドは、時間や場所に囚われず気兼ねなく乗れるエイプにマッチしている。安全性を確保し、転倒時の被害も最小限に食い止めるマフラーガードを装備。

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フロントブレーキは油圧式のディスクタイプ。6本ホイールのアルミキャストホイールと相まって、足回りをスポーティに演出している。ゴールドのカラーリングがポイント。

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リアブレーキも油圧式ディスクを採用。リアサスペンションは、ソフトな乗り心地と優れた路面追従性によって軽快なフットワークを実現するプロリンク式のモノサス。

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正立タイプのフロントフォークは31ΦでNS-1などと共通サイズ。ワイドなタイヤに合わせた幅広なフロントフェンダーには原付二種に必要なフロントマークが配置されている。

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ヘッドライトケースに埋め込まれたスピードメーターは90km/hまで刻まれている。インジケーターは緑のニュートラルランプと青のハイビーム。タコメーターは装備されていない。

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リアフェンダーに装着された小ぶりなテールランプの下には、100ccの証であるピンクナンバー。ウィンカーはフェンダー裏から伸びるウィンカーステーに装着されている。

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スピード感あふれるグラフィックが施されたガソリンタンクは、予備タンクのコック付きで全容量5.5L。100ccの低燃費なエンジンにより、余裕で200km/h以上を走破する。

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マシンは小柄だが、ステップやハンドルなどのインターフェイスのつくりはしっかりしている。また、原付二種登録となるエイプ100はタンデムステップが装備される。

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座り心地の良いシートには二人乗り用のグリップが装備されている。また、ヘルメットロックが採用されるなど、コンパクトなボディでも必須機能は欠かさない。

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エイプの特徴でもあるファットなタイヤは、ゴツめのブロックパターンにより一層強調されている。フロント/リヤ共に120/80の12インチサイズが採用される。

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