キャブの修理や調整に必要となるジェット類やガスケットがパッケージされたKEYSTERブランドの燃調キット。パイロットジェットが3サイズ、メインジェットが6サイズ、ジェットニードルが4サイズとセッティングに必要なパーツが豊富になっているのが特色だ。 | 1941年(昭和16年)の創業からキャブレターの内部パーツの製造・販売を行っている岸田精密工業。以来、71年に渡ってキャブパーツの自社生産を継続し、現在に至っている。同社製品は「KEYSTER」のブランドで広く知られており、その高い精度と品質で日本国内はもとより、海外市場においても絶大な信頼性を得ているのだ。
そんなKEYSTERの日本国内における主力商品が「燃調キット」だ。これはキャブレターのセッティングに必要となる各種のジェット類やガスケットなどが、車種やキャブレターごとにパッケージされたもの。それも、メーカー出荷時のデータを基準にリーン(薄い)、リッチ(濃い)のいずれにも振ることが可能になっているというスグレモノ。つまり、このキットを購入すれば、キャブのリペアはもちろん、セッティングに必要なパーツが一通り揃ってしまうというわけだ。 |
さらに、バイクのキャブは同メーカーの同一モデルでも、年代によってキャブの種類や口径が異なる場合も多いが、KEYSTERは、それらのマイナーチェンジにも柔軟に対応している。そうして増えていった燃調キットは現在1200種類ほどラインアップされており、今後も拡大が予定されているという。
ライダーのニーズに細やかに対応する豊富なバリエーションに加え、それをリーズナブルな価格で提供してくれるのも特筆すべき点だ。キャブレター1基分が、なんと3,150円(税込み)なのである。安心の純国産であり、精度や品質の高さも純正を凌ぐといっても過言ではないKEYSTERのキャブレターパーツ。それは長年に渡りキャブレターパーツに携わってきた、岸田精密工業の自信作でもあるのだ。
1941年に創業されてから二輪・四輪のキャブレターパーツを専門に取り扱っている岸田精密工業。国内外において「KEYSTER」のブランドで展開し、その信頼性は高い。
住所/兵庫県尼崎市元浜町4丁目85-1
電話/06-6411-4001
燃調キットの主要なパーツとなる削り出しの各種ジェット類や同梱されるガスケットは、社内で一貫して製造されている。だからこそ、安心の高いクオリティーとリーズナブルな価格を両立できるといえる。ここでは、その製造などの様子を見てみよう。