三角柱のショートコーンタイプでカーボンとチタンの組み合わせが絶妙だ。エキパイはステンレス、サイレンサーはチタン、エンドはカーボンという3種類の素材を組み合わせている。チタンのサイレンサーは前後の2カ所でブルーに焼かれ、その美しさは今回の4本の中でトップ。また重量も素晴らしく、このチタンモデルで2.15kg。ノーマルが5kgなので2.85kgもの軽量化に成功している。ちなみにカーボン+ステンレス仕様でも2.55kgと軽量だ。
音質は他のマフラーに比べ、軽やかな歯切れのいいサウンド。だが音自体は落ち着いた印象で、資料によれば82デシベル。テストしたマフラーではもっとも静かな数値で、ノーマルの80デシベルに比べてもやや大きい程度。ノーマルのデザインと音質を変えつつも、早朝や夜間に通学・通勤とデイリーでバイクを使うライダーにとっては実用的なので、その存在価値は大きい。マフラー交換後もドレンボルトやフィラーキャップをそのまま使用できる点も魅力だ。
ノーマルのサイレンサーから比べると、サイドからのシルエットはかなりすっきりしたもの。ここでも鮮烈なチタンのブルーフィッシュが目立っている。
コーナリングを見てみると、エキパイの有機的な曲線がじつに美しい。音質は乾いた軽快な排気音だが、音量自体は控えめだ。
グロムに装着するとかなりマフラーの存在感は高い。チタンのブルーの焼け色とサイレンサー前部のエキパイの太さが目立ち、迫力のあるルックスとなる。
今回テストしたサイレンサーと同形状のステンレスタイプを装着した、CORSA-EVOIIステンレスサイレンサー(5万9400円)のほか、スリムなサイレンサー形状により重量1.95kgという圧倒的な軽さを誇るR-EVOチタンサイレンサー(4万3200円)、R-EVOステンレスサイレンサー(3万2400円)の計4アイテムがラインナップされている。
見てくださいこのキレイなグラデーション!アート作品のようなオーラが漂っています。6角形のサイレンサーのカタチもサイズも絶妙で、一層、グラデーションが栄えますね!おしゃれ!
●グロムをより軽量化したいライダー
●チタン、カーボンなど素材を楽しみたい
●早朝から深夜まで通勤、通学で使いたい
チタンモデルはノーマルよりも50%以上の軽量化に成功! 音質を変えつつも82デシベルという落ち着いたサウンドが、日々の使用でストレスをフリーに。