【バイク保管の予備知識】半年以上乗らないのなら

掲載日:2017年01月18日 特集記事&最新情報    

取材協力/丸中洋行DAYTONA  文・写真/モトメンテナンス編集部

屋外保管でコンディションを保つのは厳しいかも!?

半年以上乗らないときの バイク保管時のポイント!
  • ● 保管/屋内
  • ● バッテリー/外して保管
  • ● 燃料/タンク、キャブ共に空にする

例えガソリンを満タンにしていても、タンクの天井部分内壁の錆を防ぐことはできないし、ガソリン自体の劣化を免れることはできない。燃料タンク、キャブレター共に完全にガソリンを抜いておこう。

燃料を完全に抜いた剥きだしのガソリンタンク内壁は、結露などの湿気で簡単に錆びるので、オイルスプレーを吹いて保護すると良い。タンクと乾燥剤を一緒の袋に入れて保管するのも良い。

インナーチューブ表面やスポークなど錆びやすい部分はオイルスプレーを塗っておくと、保管中の錆を防ぐことができる。ゴムや樹脂パーツはシリコンスプレーで保護しておくのもお勧めだ。

エンジンオイルも完全にオイルパンに落ちきって、内部部品が錆びることもある。クラッチは繋がったままだとプレートが固着してしまうので、レバーをタイラップで縛って切った状態にしておくと良い。

半年以上の保管は、屋根だけでなく壁があるスペースが理想。贅沢を言えば、除湿器やエアコンがあると湿気や温度共に安定して確実に劣化の進行を遅らせることができる。

1~2年乗らないのならバッテリーは外して室内保管しつつフロート充電しておくと良い。ただし、フロート充電中も劣化は進むので、再び乗るときに新品に交換すると割り切って処分してしまうのもひとつの考えだ。長期保管時は前後タイヤを浮かすとタイヤの変形やサスペンションの負担を減らすことが可能だ。

ガソリン劣化を防ぐ!!

デイトナが取り扱っているモトレックスガソリン劣化防止剤は、ガソリン12リットルに対し、1本を注入することで、ガソリンの劣化、腐食を防ぐ。効果は約1年間持続。価格は1,500円(税抜)。





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