
【シート横】GIVI サイドバッグ EA101B(価格1万7,820円・税込) 片側の容量24~30Lの可変式サイドバッグ。シンプルな構造で、リアシートの上下へベルトを跨がせて固定する。ご覧のようなアドベンチャーモデルをはじめ、スポーツタイプの車両にも似合う。芯が入っているため、空の状態でも形状が変わらないのがいい。またシートバッグとともに高輝度リフレクターが配備されているのも魅力。サイドバッグは愛車のマフラーやウインカーの位置により装着できるバッグが変わる。容量は片側で20L以上あるとキャンプツーリングがグッと楽になるだろう。
【シート上】GIVI シートバッグ EA107B(価格1万3,824円・税込) 容量35Lのシンプルなドラム型シートバッグ。Ø30×47cmで、キャンプツーリングをするにはやや小ぶり。着替えやカッパを入れることを考えるとこれひとつでは厳しいので、サイドバッグを併用した。シートバッグを選ぶ際は、テーブルやテントポールなど自分のアイテムの中でもっとも長いものを入れられるサイズを選ぶのがおすすめめだ。このバッグは天頂部とサイドからエントリーできて、45cm程度までの長物を入れやすい。また、宿に泊まるツーリングでも重宝するサイズ。
テントやシュラフ、マットなどできるだけ大きいものをシートバッグに詰めていく。できればキャンプ道具はすべてひとつのバッグに納めるのが明快でおすすめ。また、そのまま自宅においておけば防災セットとしての役割も果たしてくれる。ポイントは乗車時に背中が当たる部分に柔らかいものを入れること。バッグレストの機能を持ち、快適に長距離を走ることができるのだ。
テントやシュラフを前方(乗車時の背中側)に配置するのがおすすめ。柔らかいもので硬いものをはさめば、道具の故障も軽減できる。
シートバッグの外側にポケットが付いている場合はマルチツールやヘッドライト、タオルやマップなどを入れておくと便利だ。
サイドバッグは、左側は「ツーリング中に使うもの」、右側は「宿泊地まで使わないもの」と区別して利用するのがおすすめ。雨が降ってきて、路肩にバイクを停めてカッパを着るとき左側に入っている方が効率的だ。また、水筒や傘、工具も左側にあるといいだろう。右側は着替えや洗面用具をまとめて入れておくと、右のバッグの中身だけ持てば宿や温泉施設へ入れる。
左側はカッパ、傘、水筒、工具などツーリング中に取り出す可能性が高いものでまとめる。より頻度が高いものを手前に配置するとよりいい。
右側には着替えや洗面用具、サンダル、予備の防寒着などを入れるのがベター。「衣」のスペースと考えると分かりやすい。
キャリアが備わっている場合は、エコバッグとストレッチコードを持てばスーパーで買出しした食材や、薪や炭、濡れたカッパ、帰りがけにはお土産も積める。このプラスアルファで気持ちにゆとりが生まれるのだ。キャリアまで使う大荷物で豪勢なキャンプをしたい人は、なるべくリアシート側に重いもの、キャリア側に軽いものを積もう。その方が道中の走りが楽しみやすい。
エコバッグなど畳める袋とストレッチコードを持っていると荷物が増えたとき対応できる。できれば写真のオルトリーブ製品のような防水バッグだと、より安心。これは左側のサイドバッグに入れていた。
ヴェルシスX250に標準搭載のキャリアは4カ所の荷掛けが非常に使いやすい。
ノーマル状態でもキャンプツーリングへ行けるほど積載性に優れた250ccアドベンチャー。「TOURER」タイプはパニアケースが両サイドに装備されていて、さらにツーリング性能が高い。高回転型の水冷二気筒エンジンとアップライトなポジションにより、高速走行での快適性は同セグメント最高レベルだ。パッキングしたスタイルも様になり、旅がよく似合う車種だろう。
VERSYS-X 250
メーカー希望小売価格64万440円(グリーン・写真)、62万9,640円(ブラック)
VERSYS-X 250 TOURER
メーカー希望小売価格70万5,240円(グレー・写真)、68万3,640円(ブラック)