もっとも重要なのはロケーション 最近のデジタルカメラは画素数も大きく、非常に高い性能のものが多いです。一昔前だったら技術がないとできなかった撮影も、カメラの性能でカバーすることができる時代。しかしながら、「バイクを入れて撮る」となった場合、一番重要なのはロケーション選びなのです。遠くにきれいな景色が見えていても、手前にあるバイク本体に光が当たっていないと写真は真っ暗になってしまいます。つまり、街灯やお店の明かりなど、バイクそのものを明るく照らす光がある場所を前提に、ロケーションを選ばなければなりません。場所さえ決まれば、あとは撮るだけ。使用するカメラにもよりけりですが、ロケーション選びだけで以前とは違うヤサツが可能になるでしょう。
写真師 磯部孝夫 バイク雑誌をメインに30年以上活躍し続けているベテランのカメラマン。イギリスの伝統レース「マン島TT」へはほぼ毎年足を運んでおり、20年以上におよぶ。その愛らしい人柄から、さまざまな編集部員から慕われる存在でもある。ネコが好き。 |
| 街灯下で3台のバイクを並べて撮影。バイクのカラーリングなども考慮して揃えると、バランスのいい写真になる。 オフロードバイク1台で撮影。こういうシチュエーションだと、街灯がカウルを照らし、美しいスタイルを際立たせる。 |
せっかくのナイトランで愛車を撮るんだから、後々眺めながらひとり悦に入れるぐらいのカッコいい写真が撮りたい! しかし実際はどんな構図にすればカッコよくなる? そこで編集部員が各々の愛車ヤサツに挑戦! ケータイカメラ、コンパクトデジカメ、デジタル一眼レフと、3つのパターンで撮ってみた。果たしてプロの目にはどう映る? |
| 70点! W650の特徴は、ヘッドライトからタンクへ流れるラインですから、僕はそこをキレイに見せる構図を選びました。ナベさんはローアングルで撮っていますが、エンジンと同じ目線で造形美を意識して撮ったら、後ろの風景がさりげなく入ってよかったでしょう。 |
35点! SRの特徴は、大きな台形のヘッドライトだと思います。なのでそこを強調したアングルで仕上げました。ゼンちゃんの写真ですが、まずバイクに光が当たっていないですね。これだとどんなにいい風景がバックでもバイクがボヤけてしまいます。残念! |
| 55点! 「後ろの倉庫の事務所を入れたくなくてこの構図にした」とのことですが、モトグッツィの特徴であるV型エンジンの形状が出ていないですね。全体的なバランスが取れていれば、素朴な風景が入っても全然OK! もうちょっと枠を広げてみてください。 |
虫除けリング 夏の夜といえば、蚊。ナイトランで外を歩いていると、蚊をはじめいろんな虫が寄ってきて、快適なひとときが台無しになることも。このリングには天然植物より抽出された忌避剤が含まれていて、周囲に虫を寄せ付けなくするスグレモノ。ただしツンとした匂いがするので、目に近づけるとシパシパするかも。 |
| 9LED マグネットライト ナイトランの出先では、明かりのないところで探し物をしたり、何か細かい作業をすることもあるだろう。そんなときにあると便利なのが携帯用ライト。特にこの9LED マグネットライトはライト本体にマグネットが仕込まれているので、バイクの金属部分に貼り付けて使用することができる。でも金属部分が少ないBMWは…。 |
| ボ撮ルンです ナイトランでキレイな夜景写真を撮りたいけど、「自分のカメラ、コンデジだし」「さすがに三脚は持ち歩けないよ」と言うのは人の常。そこでこのアイテムだ。ペットボトルならどこでも入手可能だし、ここに取り付けるだけでペットボトルが三脚代わりに! これを持っているだけで、尊敬の眼差しを全身に浴びることができるだろう。 |
眠気覚ましスプレーノッズ & ミストファン 涼を感じるナイトランと言えど、熱帯夜ゆえに汗ばむこともしばしば。そんなときのために持っておきたいのがスプレーノッズとミストファンだ。スプレーで肌を爽快にした後、涼しい風を送ってくれるミストファンを楽しむ。ほら、このゼンの気持ちよさそうな表情…。え? 全然気持ちよさそうじゃない? うーむ…。 |
| フェイスクリーナーシート ナベが日常的に愛用しているクリーナーシート。これぞ男の身だしなみ! ナイトランの出先で取り出そうものなら、きっと参加者の手が一斉に伸びてきて跡形もなく奪い去られるだろう。ちなみに「ナベは普段からこんな恍惚とした笑みを浮かべながら仕事をしています(ジャージー談)」とのこと。 |
| ムゲンプチプチ & 怪談本 「ナイトランをしてくれる友人がいない」という人にはムゲンプチプチだ! 半永久的にプチプチが楽しめるこの一品があれば、ひとりでいたって全然寂しくないぞ。さらに「もっと涼みたい」という変わり者のアナタに贈るのは怪談本だ。これを読んでからひとりトンネルを走れば、より一層冷ややかな風を楽しめるだろう。 |