
エポックメイキングなデザインが特徴的なAGV。
長年レースで培った技術を盛り込んだヘルメットは、機能性に優れた一級品ばかりである。
ヘルメットメーカー『AGV』がイタリアで誕生したのは1947年。以降、常にモーターレースとともに歩み、古くはF1レーサーのニキ・ラウダや、WGP500のケニー・ロバーツ、今ではMotoGPのバレンティーノ・ロッシなどとタッグを組んできた。
また、2007年からは、同じくイタリアに本社を置くダイネーゼとパートナーとなり、様々なフルフェイスやジェットヘルメットの商品開発を進めている。
そして、ここに紹介するのが『K-3 SV SCUDETTO』である。F1 レーサーやMotoGP のトップライダーに供給してきたノウハウを、公道用ヘルメットへ見事にフィードバック。機能性と利便性を高い次元で両立させている。具体的には、太陽光をカットするインナーサンバイザー、シールド内の曇りを防止するPINLOCK(R)システムなどで、レーシーなデザインながらも、ツーリングライダーを強力にサポートをしてくれる充実ぶりである。
また、最新鋭の機能性と前衛的なデザインを持ちながら、カフェレーサーやビンテージバイクなどのクラシックなスタイルにもピッタリ合うのが、『K-3 SV SCUDETTO』の大きな特徴。一見すると、最新のスポーツバイクが似合いそうだが、職人によるハンドメイドのグラフィックが、ヘルメットをトラディショナルにも見せているのだ。また、シルバーを基調としたシックなカラーリングは、例えばレザーをまとった大人のクラシカルなライダーコーディネートにも、違和感なく合わせやすい……これぞイタリアンデザインの妙である。
古さと新しさが絶妙に融合した『K-3 SV SCUDETTO』は、歴史を紡いだからこそ生まれ得た逸品である。是非あなたにも、その素晴らしさを体感していただきたい。
このモデルの特徴であるサイドのAGV ロゴは、職人が水転写のステッカーを丁寧にスクラッチしたもの。つまり、グラフィックは一つずつ微妙に異なり同じものは存在しない。世界に一つだけのアイテムなのだ!
商品名のSV はサンバイザーの略。眩しい西日などをシャットアウトしてくれる。曇り止めレンズ「PINLOCK(R)システム」も標準装備されている。
あごひもはラチェット式。ワンタッチで脱着が可能だ。
熱気やムレを取り除くベンチレーションは、ヘルメットのデザインとマッチしている。