
YADEA表参道に続き、西日本の旗艦店として先日オープンした「YADEA西宮北口」。YADEAが誇る様々な電動二輪モビリティが展示、販売されています。試乗車も用意されていますよ!

YADEAといえば電動ファットバイク! 電動キックボード!! と思う方もいるかもしれません。YADEA西宮北口では、それらのラインアップもずらりと取り揃えられています。

こちらが今回取り上げる新製品、「PORTA(ポルタ)」。新しくもどこか懐かしい感じがするレトロフューチャーなデザインは、街中に映えます。コンパクトで取り回しも軽そうです!!
ここ数年、原付や自転車を取り巻く環境に、大きな変化の波が訪れています。その背景にはいくつかの理由があります。たとえば、原付一種区分ではこれまで主流だった50ccエンジン車の新規生産が終了し、電動モデルを含む新しい基準への移行が進められています。さらに、最高速度20km/h以下で走行できる「特定小型原付」という新しい車両区分が制定され、2026年からは自転車にも交通反則切符制度(いわゆる“青切符”)が導入される予定など、法制度面でも変革が進んでいるのです。
そんな中で注目を集めているのが「電動二輪モビリティ」です!!
電動アシスト自転車(e-Bike)や電動キックボードといった車両がその代表格ですが、出力や最高速度によって「特定小型原付」や「原付一種」などの区分に分類されます。その電動モビリティの世界で、すでに100か国以上で販売され、世界No.1の生産・販売台数を誇るのが、香港に本社を構える「YADEA(ヤディア)」です!
ファットタイヤを履いた電動アシスト自転車や、カラーバリエーション豊富な電動キックボードで名前を知っている方も多いのではないでしょうか。
そして今回、YADEAから新たに登場するのが、原付一種区分の電動スクーター「PORTA(ポルタ)」です!!
実はこの記事を担当する私は、10年以上にわたって電動スクーターマーケットを追いかけており、実際に所有していたこともあります。しかしその一方で、日本ではまだ電動スクーターが十分に浸透していないと感じているのも事実です。だからこそ、世界最大の電動二輪モビリティブランド・YADEAが放つこの新型モデル「ポルタ」には、大きな期待を寄せています!
つい先日オープンしたばかりの「YADEA西宮北口」で、ポルタを実際に試乗できると聞き、さっそく足を運んできました!

YADEAの新製品「ポルタ」です! めちゃくちゃ可愛くないですか!? もちろん電動なので、エンジン音などなく、”スーッ”っとスマートに走ることができちゃうのです!

原付一種区分なので、バイクの免許が無くとも、自動車免許を持っているだけで乗ることができます。車重も軽く、女性や初めて電動スクーターに触れるという方でも安心して扱えます。
ポルタを目の前にして、まず感じたのは、そのコンパクトで、驚くほど可愛らしいデザインでした。バッテリーはステップボード内にスマートに収められ、駆動はインホイールモーター方式。つまりチェーンやベルトといった駆動系が露出しておらず、全体がとてもシンプルでクリーンな印象です。
とはいえ無機質な感じはまったくなく、ティファニーブルーを思わせる柔らかなボディカラーに、丸みを帯びたライトケース、そして“もちっ”とした厚みのあるシートなど、どこか愛嬌を感じさせるデザインが魅力的。街角に停めておくだけでも絵になる、そんな“持っていたくなるスクーター”です。
さらに、スタイリッシュさだけでなく実用性もきちんと考えられています。前方にはバスケットが標準装備され、リアキャリアも用意。買い物や通勤、ちょっとした荷物の持ち運びにも便利そうです。
このポルタは、ヨーロッパやアジアで高い人気を誇る“街乗り特化型原付モデル”をベースに、日本の道路事情や法規に合わせて改良されたモデルです。48V・24Ahのリチウムバッテリーと500Wモーターを組み合わせ、最大航続距離は約60km(※理論値)を実現。NFCキーによるワンタッチスタート、防水等級IPX6の高い信頼性、そして耐荷重105kg・登坂能力17.6%という実用的なスペックも備えています。
可愛さと頼もしさを両立した、まさに“今の街に似合う電動スクーター”。それではさっそく、試乗でその実力を確かめていきましょう!

インホイールモーターの定格出力は500Wです。日本の道交法では600Wが原付一種区分の上限ですが、熱管理や駆動効率などのバランスから500Wがベターだといえます。

もっちりとしたふくよかなデザインのシート。シート高は720mmとかなり低く抑えられており、身長145cm程度の方であっても足つき性は良く感じられると思います。

リアキャリアが標準装備となっているのもうれしいポイント。荷物を直接括り付けることはもちろん、トップケースを装備しても良いですね。車体デザインに似合うバスケットのオプションがあればいいのになあ。

物理キーは無く、専用のNFCキーをメーターディスプレイにタッチすることで、イグニッション(電源)のオン・オフを行います。セキュリティ面に優れる上、とてもスマートです!

フロントバスケットは容量7L、耐荷重5kgとたっぷり収納ができ便利です。ロック付きの蓋もあるので、落下や盗難のリスクも大幅軽減。車両全体のデザインにもマッチしています。

ヘッドライトはレトロな雰囲気を助長する丸形ケースを採用。内蔵されるLEDライトはとても明るく、夜間でもしっかりと進む道を照らしてくれます。

フロントタイヤは8インチと小径なので、小回りが利きます。サスペンションも備わっているので乗り心地が良く、段差も問題なくパスできます。ブレーキの制動力も十分でした。

テールランプは、YADEAのブランドマークをモチーフとしたデザインとなっています。ちなみに、YADEAの他の電動二輪モビリティのブレーキランプも同様。同社のアイデンティティとしてポイントとなっています。

付属の専用チャージャーを用いて家庭用コンセントから直接充電を行うことができます。充電時間は5~6時間程度で、最大航続距離はおよそ60km。便利に使えるスペックです。

ステップボード内には48V24Ahバッテリーが搭載されています。なお、バッテリーは着脱が可能となっており、取り外して充電を行うこともできます。
ポルタに乗るには、NFCキーをメーター部分に“タッチ”するところから始まります。普段スマホのタッチ決済には慣れていますが、乗り物のロックをワンタッチで解除するのは新鮮そのもの! 電源が入ったら、パーキングモードから走行モードへ切り替え、スロットルをひねるだけでスッと走り出します。まるで自転車のような軽快さです。
乗り始めて最初に驚いたのは、その車体の軽さ。なんと車両重量は50kgを下回る49.5kg。実はポルタに乗る数日前、別の電動スクーター(約63kg)に触れたのですが、それでも十分軽く感じていました。それよりさらに15kg近くも軽いとなれば、その差は想像以上。押し歩きも取り回しもラクラクで、思わず笑みがこぼれます。
身長177cm・体重70kgの私には少し小さめかな?と心配していましたが、実際に乗ってみるとその不安は杞憂でした。シンプルな構造ゆえに足元スペースが広く、姿勢の自由度も高い。むしろ“コンパクトなモビリティを自在に操る楽しさ”が心地よく、気づけば狭い路地や裏道を選んで走りたくなってしまうほどです。
そして、さすが世界一の電動二輪モビリティブランド「YADEA」だと感じたのが、モーター制御の完成度。スロットルのオン・オフに対する反応が非常に滑らかで、速度リミッターが効く瞬間も唐突さがなく自然です。もちろん作動音もとても静かで、街中をスイーッと流れるように走る心地よさは電動ならでは。
また、重量物であるバッテリーが車体中央の低い位置に搭載されているため、低重心で安定感も抜群。軽量な車体でありながら、ふらつきにくく安心してコーナーを抜けられる点も印象的です。
こうして走り終えて改めて思うのは、YADEA・ポルタは、見た目の可愛さだけでなく、走りの質感にもぎっしりと魅力が詰まった電動スクーターだということです。これなら「ご家庭に一台」どころか、「一人一台」あってもいいかもしれません。
現在、ポルタの発売を記念したキャンペーンも実施中で、購入特典も豪華。さあ、ポルタに乗って街へ出かけましょう。 “お洒落で快適な移動”を始めるなら、今がそのタイミングです!

帰宅してコンセントで充電、翌日使える。まるでスマートフォンのように気負うことなく毎日使えるのは、ポルタの大きな魅力です。ポルタがあれば日常生活も明るくなります!

YADEAでは、ポルタのほかにも本格的電動バイクの登場が控えています。欧州ではすでに電動二輪モビリティトップブランドとしてYADEAの存在は広く周知されています。

2001年に創業したYADEAは、現在世界100か国で販売されており、2024年には世界販売打数1億台を突破した電動二輪モビリティのリーディングカンパニーです。

YADEAの正規直営ディーラーは、「YADEA表参道」(東京都港区南青山6-2-7クレグラン骨董通りビル)と、「YADEA西宮北口」(兵庫県西宮市高松町1-3)の2か所、ポルタをはじめとしたYADEAの世界を体感できます!