コレ、初めて見るでしょ!?
ハッピーカラーのバイクカバーを発見!!
【バイクカバー INFIMO COLORS】

掲載日/2025年10月9日
取材協力/大阪繊維資材株式会社
写真、取材、文/小松男
構成/バイクブロス・マガジンズ
自動車と違い、エンジンやシート、操作系などあらゆるパーツが剥き出しのモーターサイクルにとって、“バイクカバー”はコンディション維持や防犯の観点からも欠かせないアイテムのひとつです。ところが、市販されているバイクカバーのほとんどはシルバー。ブラックも見かけますが、どうにも新鮮味に欠けるという声を耳にすることも少なくありません。
そんな中、長年バイクカバーを手掛けてきた老舗ブランド・大阪繊維素材(O.S.S.)から登場した『バイクカバー INFIMO COLORS』を発見!モカ、モスグリーン、ラピスブルー――3色のアースカラーで展開されるこのカバーは、まさに“次に来る”予感がビンビン!従来にはなかったオシャレ感をまとったこの製品、どうしても気になった私は実物をチェックしてみることにしました!!

街並みや住まいに溶け込むような素敵なアースカラーで展開するバイクカバー、INFIMO COLORSは、実はカモフラージュ効果もあり、防犯性も高いのです!

アースカラーの定番である“モカ”。駐車スペースやガレージに置かれているストッカーやストレージコンテナで、同系カラーリングを選ばれている方も多いのではないでしょうか?

“モスグリーン”は、カモフラージュ系カラーとしても人気。アウトドアレジャーアイテムやガーデニンググッズなどとも合わせやすいのが特徴となっています。

デニムのような雰囲気を楽しめる“ラピスブルー”は、レブルをはじめとしたクルーザータイプにも似合いそうですね。人とは違うこだわりコーディネートを感じさせます。

染色ではなく“素材に色付け”がポイント!
だから色褪せないんです!!

バイク歴30年以上になる私は、これまで数え切れないほどの「バイクカバー」を購入してきました。

薄手すぎて頼りなかった低価格タイプ、起毛裏地を備えたプレミアムタイプ、まだ珍しかったブラックカラー……と、さまざまな種類を試してきたのです。

そんな経験を重ねる中で、ここ数年リピート購入しているのが、兵庫県尼崎市に本拠を構える大阪繊維素材株式会社(O.S.S.)のバイクカバーでした。

耐水性能は価格に応じてまちまち、耐久性はどれも1~2年で生地が劣化して破れてしまう――そうした中で、トータル的にもっともコストパフォーマンスに優れていたのがO.S.S.製だったのです。この記事を書くにあたり購入履歴を振り返ったところ、同サイズで8回、別サイズも含めると10回以上も買っていました(笑)。

そのO.S.S.のバイクカバーを再び購入しようと調べていたときに見つけたのが、従来のシルバーでも、最近増えてきたブラックでもない、アースカラーの『バイクカバー INFIMO COLORS』でした。

「これはちょっとオシャレじゃないか!」と心惹かれた一方で、疑り深い性格の私は「どうせすぐに色褪せするのでは? 耐久性も怪しいのでは?」と半信半疑に。

しかし詳細を確認すると、驚いたことに“染色”ではなく、ポリエステル素材を糸にする前の段階で顔料を練り込んでいるため、色抜けしないという仕組みだと分かったのです。

さらにO.S.S.は40年以上の歴史を持つ日本の生地商社。しかも私は、その製品を長年愛用してきたヘビーユーザーでもあるではありませんか。

カラーバリエーションを持つバイクカバーを初めて知った私は、もう興味津々。居てもたってもいられなくなりバイクメディア関係者としての職権(?)をフル活用し、O.S.S.に直談判して『バイクカバー INFIMO COLORS』の実物を見せてもらうことにしたのです!

“思わず使いたくなる!”
しかも機能的でタフネス!!

初めて訪れたO.S.S.の倉庫スペースには、出荷を待つバイクカバーのケースが山のように積み上げられていました。その光景を目にした瞬間、「全国のライダーのバイクライフを支えているんだ!」と、思わず胸が高鳴ります。

さて、今回の目的は『バイクカバー INFIMO COLORS』に関する疑問を解消すること。そこでO.S.S.の代表・津田紋さんにお話を伺いました。

まず気になったのは、「本当に色褪せしないのか?」という点です。

「これまで色付きのバイクカバーは染色が一般的でした。しかし塗装と同じで、どうしても色落ちしやすかったのです。INFIMO COLORSでは、ポリエステルを繊維にする前の段階で顔料を練り込んでいるため、色抜けが格段に起こりにくい。ブラックのカバーと同等か、それ以上です」

実際にサンプルを手にすると、染色品にはない落ち着きと高級感が確かに感じられました。

次に尋ねたのは、「テントなどには昔から色付きがあったのに、なぜバイクカバーにはなかったのか」という疑問です。

「テントは主に夜間に使われるので太陽光の影響が少なく、毎日使うものでもありません。染色生地でも比較的長持ちします。一方でバイクカバーは炎天下や雨風にさらされ、ほぼ毎日使われるもの。だからこそ、INFIMO COLORSのように素材段階で工夫しなければならなかったのです」

なるほど、過酷な使用環境を前提に考えられているからこその素材選びなのです。

さらに津田さんはこう語ります。

「目立ちすぎず街並みに溶け込み、なおかつファッション性の高いカバーを目指しました。実際にユーザーからは“これまでバイクカバーを掛けるのは面倒に感じていましたが、INFIMO COLORSならむしろ掛けたくなる!”という声をいただいています」

加えて、パーツをつなぐステッチは2本針仕上げで耐久性を確保。糸もボディと同色で統一感があり、裏地には防水性の高いポリウレタンシートを採用。バイクカバーに求められる機能と性能をきっちり備えつつ、デザイン性まで兼ね備えた逸品!

これは今後ヒット間違いなしのバイクカバーなのです!!

パーツの接合部などは”2本針仕上げ”となっています。それぞれの生地が巻きあっているため強度があり、防水性も高いものとなっています。

バックミラーにあたる、通称“耳”の部分は、エアベンチレーションが用意されています。バイクのコンディションを保つ際は湿気が大敵。こういった計らいも嬉しいですね。

生地の表面にははっ水性のコーティングが施されている上に、バイクカバーの裏地にポリウレタンシートが貼られています。防水効果はかなり高そうです。

バイクカバーと同色の専用ケースも付属。雨水や夜露が排出されるように下半分はメッシュ素材となっているのもポイント!

ドローコードを車体やガレージに掛けるためのフックが備えられているほか、それらのパーツも同色でコーディネートしているなど、ディテールにも注目です。

全6サイズ。その中にはトップボックス装着車両に対応しているものもあります。原付から大型バイクまでINFIMO COLORSを使うことができますね。

O.S.S.が製造販売を行っているのは、バイクカバーだけにとどまりません。多くのライダーが愛用しているヒット商品、「防寒防水クロロプレン ハンドルカバー」もO.S.S.のアイテム。あなたもユーザーではないですか?

INFORMATION

住所/兵庫県尼崎市道意町1-30-5
電話/06-6418-7733
営業時間/9:00~17:00

創業34年目を迎える大阪繊維資材株式会社は、繊維資材の商社として産声を上げました。繊維や縫製に関する豊富な知識と、縫製工場との協力体制により、車体カバーをはじめとする様々な二輪・四輪用オリジナル商品の開発・販売をしております。
弊社の自社商品の開発から培った長年のノウハウを生かし、商品に合わせて最適な素材、縫製工場を選定し、お客様に喜んで頂ける商品の提供を心がけております。
二輪車の販売が停滞する中、まいど!webを通じてバイク販売店様をサポートし微力ながら二輪業界の活性化のお手伝いをして参ります。