【WESCO BOSS×TRIUMPH SPEED TWIN 900】ウエスコのエンジニアブーツ「ボス」&トライアンフのモダンクラシックアイコン「新型スピードツイン900」

掲載日/2025年3月3日
取材協力/WESCO JAPAN
車両協力/TRIUMPH MOTORCYCLES JAPAN
写真/磯部 孝夫
取材・文/成田 恒一
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スタイリッシュな
ブリティッシュツインに進化

2025年モデルで大幅なアップデートが施されたトライアンフの新型「スピードツイン900」。同メーカーの旗艦シリーズであるモダンクラシックファミリー屈指の人気モデルだ。扱いやすい車両特性により、はじめてのトライアンフとしてエントリーユーザーや女性ライダーから高い支持を得ているスピードツイン900だが、その実、玄人好みの車両でもあり、非常に懐の深いモデルに仕上げられている。

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最高出力65ps/7,500rpm、最大トルク80Nm/3,800rpmを発揮する排気量900ccの水冷並列2気筒 SOHC 8バルブの270度クランクエンジンのスペックに変更はなし。今回のアップデートで大幅に手が加えられたのは前後の足周りで、フロントサスペンションにはマルゾッキ製の43mm倒立フォーク、リアサスペンションには同じくマルゾッキ製のピギーバック式ツインショックが取り付けられている。フロントブレーキにはシングルディスクながらもトライアンフネーム入りの4ピストンラジアルキャリパー & 320mm径のフローティングディスクを装備している。

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スタイリングも刷新された。外装の要であるフューエルタンクは容量こそ12Lと変わらずであるが、エッジの効いたシャープな形状となりスリム化を実現。スロットルボディーカバーとサイドパネルもシャープなフォルムに変更されている。同じくスリム化されたリアフレームとショートリアフェンダーにより、リアエンドはとても軽快な印象だ。旧モデルのネオクラシックスタイルから、スタイリッシュなロードスターへと進化を遂げたと言えるだろう。

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シート高は標準的な780mmとなっているが、タイトなシートレールとエッジが削ぎ落とされたシートにより、数値以上に足つきはよい。拳1個分ほど肩幅より広いハンドルバーは、ほどよく手前に引き込まれており、若干後ろ目に設置されたステップ位置と相まって、とてもコンパクトなライディングポジションを形成し、操作性も高い。さらに今回の足周りの大幅なグレードアップにより、旧モデルに比べてワンランク上の走りを実現している。前出の通り、エンジンのスペックに変更はないが、不等間隔爆発のバーチカルツインの鼓動感と、チューニングされたエキゾーストサウンドを味わいながらのライディングはまさに至福の時。街乗りからロングツーリングまで、毎日乗りたくなるような魅力を内包している。

高いファッション性を備えた
ツートーン仕様のボス

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1918年、米国オレゴン州ポートランドで創業された世界最高峰のワークブーツメーカー「ウエスコ」。創業以来、メイドインアメリカにこだわり続け、熟練した職人によるハンドメイドで製作される質実剛健のウエスコブーツは、さまざまなハードワーカーから厚い信頼を得ている。ワークブーツとしての高い機能性を有するウエスコブーツは、バイクライディングギアとしても高く評価されており、事実、輸入車を中心としたバイク乗りのファンも多い。

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今回紹介するウエスコブーツは、プルオンブーツの代表的モデル「ボス」である。使用されるレザーはウエスコジャパン限定カラーのネイビーとバーラップのコンビネーションで、ファッショナブルな雰囲気に仕上げられている。ハイト(踵から履き口までの高さ)はスタンダードとなる11インチを採用。このネイビーレザーはウエスコジャパン初の限定カラーとして登場したレザーなのだが現在は製作されておらず、その復活を望む声も多い人気のレザーである。

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トウプロフィール(つま先の形状)は、つま先が盛り上がったフォルムのバブル・トウをチョイス。いわゆるエンジニアブーツらしいつま先の形状と言える。バックルは標準的なニッケルメッキ、ソールを縫い付けるヘビーステッチはホワイト、アッパーレザーのライトウェイトステッチにはブラウンが使用されている。

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ブーツの性能を左右するソールには迫力のルックスから高い人気を誇る#100 Vibramを選択。耐久性、耐油性、クッション性に優れたソールで、バイク乗りからの支持も厚い。シャフトにはウエスコ90周年を記念した特別なロゴが刻印されている。もちろんこのロゴは現在では使用されていない。

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実はこのボス、ウエスコジャパンが2025年2月に立ち上げたセカンドハンドブーツの委託・販売を行う新サービス「YOUR WESCO」で販売されているブーツで、サイズさえ問題なければ即購入できるモデルとなっている。YOUR WESCOで取り扱われるブーツは単なるセカンドハンドという位置付けではなく、現行モデルでは入手することができない当時の限定モデルや限定レザーを使用した価値あるオールドブーツというモデルも多い。今回取り上げたボスも貴重なネイビーレザーを使用したモデルで、経年変化による美しい佇まいはもちろんのこと、レザーの劣化などは一切見られないので、この先末長く履き続けることができるはずだ。

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スタイリッシュなブリティッシュツイン、スピードツイン900と、高いファッション性を備えたツートーン仕様のボス。その相性は申し分なしと言えるだろう。スピードツイン900のカラーは、今回撮影に使用したシルバーの他にブラックとホワイトベースのカラースキームが用意されているが、どのカラーとの組み合わせでも違和感はないはずだ。洗練されたスタイリングのスピードツイン900に、こだわりのネイビーレザーのボスを履きバイクライドを堪能する。オーナーの所有欲を満たす上質なバイクライフがここにある。

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INFORMATION

バイク乗りから絶対的な支持を得ている世界最高峰のワークブーツメーカー「WESCO(ウエスコ)」。1918年、オレゴン州ポートランドで創業されたウエスコは100年を超える歴史を誇る。長い歴史に裏打ちされた高い品質により、消防士や警察官、林業従事者などのタフなハードワーカーからの厚い信頼を獲得し、その足元を守り続けてきた。メイドインアメリカにこだわり続け、職人の手により生み出されるウエスコブーツは、バイクライドにおいても極めて高い信頼性を発揮する。