
入場無料、事前申し込み不要。KTMオーナーはもちろん、未来のオーナーも気軽に参加できる楽しいイベント。来場者にはオリジナルステッカー、KTMうちわ、レッドブル・エナジードリンクをプレゼント。
声優、歌手、youtuberなど多方面で活躍されている夜道雪さんがゲスト参加。390DUKEやRC8などのKTMオーナーであり、トークショーではKTMの思い出を語ってくれた。
元グランプリライダーであり若手育成も精力的に行ってきたことでも知られている藤原克昭さん。サーキット試乗走行会の先導などを担当したほか、夜道雪さんとトークショーに登壇。持ち前のエンタテインメント力で会場を盛り上げてくれた。
日本を代表するスタントライダーである木下真輔さんによる新型390DUKEエクストリームショーも行われた。多彩かつ次々と繰り出される技に大歓声を受けた。
1000円ポッキリで楽しめるサーキット体験走行は今回も大盛況。愛機のKTMはもちろん、最新のDUKEを借りて走ることができた。究極的に敷居の低いサーキット走行会だ。
2024年5月26日(日)、今年も筑波サーキット・コース1000にて、KTM一色の一大イベント『KTM ブランドフェスティバル 2024』が開催された。当日は5月ならではの爽やかな天気に恵まれ、会場へは全国各地からKTMオーナーが訪れた。
そもそもKTMはスポーツモーターサイクルブランドであり、特に昨今のMotoGP™をはじめとしたロードレース界での活躍には目を見張るものがある。
そんなKTMだから、サーキットというステージとの相性はバツグン。KTMブランドフェスティバルには、これまでサーキットとは無縁だったライダーも気軽にKTMの持つエキサイティングなキャラクターをサーキットに持ち込んで楽しんでもらいたいという趣旨が明確に表れているのだ。そう言い切れる理由の一つに、“KTMサーキット体験走行”というコンテンツが一日を通して何度も行われていること挙げられる。これはなんとたったの1000円でサーキット走行を体験することができる良心的なプログラムである。
もちろんそれ以外にもコンテンツはてんこ盛り。MotoGP™参戦経験を持つ渡辺一樹さんや、JP250選手権にRC390でフル参戦している小室旭さんなどの現役プロレーサーもゲスト参加しており、KTMの魅力や性能などを気軽に聞くことができる。さらに声優、youtuberでありKTMオーナーでもある夜道雪さんとアジアロードレース選手権600ccクラス元チャンピオンの藤原克昭さんによるトークショーも行われた。
KTM正規ディーラーやKTMとの関わりの深いサプライヤーによる出展ブースコーナーでは、新製品の展示や、お買得なライディングギアやパーツなどが販売されていた。
筑波サーキット・コース1000は見通しの良いフラットなコースなので、サーキットビギナーでも安心。先導付きのサーキット体験走行は一般的なライディングギアで参加でき、一回の走行料が1000円というのも嬉しい。
タンデムで参加されている方や、普段SNSで繋がっているオーナー同士が集いリアルコミュニケーションを取るなど、思い思いの楽しみ方をされていることが印象に残った素敵なイベントだ。
毎回サーキット体験走行後には、コース上で記念撮影が行われる。このイベントが発端となりサーキット走行に目覚めるというKTMオーナーもいるかもしれない。
レースイベントである筑波ツーリスト・トロフィーにおいて年3回開催されているKTMワンメイクレース“2024 KTM 390 CUP”のエキシビジョンレースも行われた。シリーズ戦ではないものの、一旦レースが始まればライバルとの熱いガチンコバトルが繰り広げられる。現在はRC390勢が強いが、新型390DUKEでは排気量が引き上げられているので、今後車両導入し勢力図が変わってくるかも?
木下真輔氏のエクストリームショーも見逃せない。午前と午後で2回行われたのだが、午前中は新型の390DUKEで、午後は木下氏の意向で新型250DUKEが使われた。まったくノーマルの車両であり、しかも初めて触れたというにも関わらずキレキレの技を連続して繰り出し、会場を盛り上げてくれた。
その他にも新型390DUKEに搭載されるLC4cエンジン解体ショーでは、各部の説明をしながら瞬く間に目の前でバラバラしてゆくKTMジャパンカスタマーサービススタッフのメカニックスキルには圧倒されてしまうし、この日初めてKTMに触れたというプロライダーの渡辺一樹さんは、新型 1390 SUPER DUKE R EVO をダイナミックに走らせ、その感触をインプレッションしてくれた。
様々なコンテンツを楽しんでいるうちにあっという間に時間は過ぎ去り、今回のKTMブランドフェスティバル2024はフィニッシュ。
筑波サーキット・コース1000がKTMオレンジ一色に染まる特別な一日が来年も開催され、また会場で再会できることを願いつつ、イベントの様子を振り返ろう。
KTMのイベントではおなじみのMCシモ(和田鉄平)さんと、竹内さくらさんが、KTMブランドフェスティバル2024の司会進行役を務めてくれた。一日を通してコンテンツやブースなどを詳しく紹介。
参加車両はやはりDUKE系が多く目立つ印象があるが、アドベンチャーモデルやエンデューロ、スーパーモタード、RC8など様々なKTMが一堂に会した。参加者のバイクを見て回るだけでも楽しいぞ!
渡辺一樹選手は新型 1390 SUPER DUKE R EVO をガッツリと走らせたのち、レインモードのセッティングの安全さや、トラックモードではMotoGP™からのフィードバックをしっかりと感じられるとインプレッション。
KTM390CUPエキシビションレースでは、途中必ずピットインしてキリッと冷やしたレッドブルでエナジーチャージするという特別ルールが設けられた。
KTM390CUPエキシビションレースのチャンピオンはRC390の長尾秀隆さん。2着はほぼノーマルの新型390DUKEで参戦した長尾祥平さん。3着はRC390の村田哲也さんという結果だった。
ドノーマルの250DUKEで妙技を披露するエクストリームショー。ストッピーではMCシモの頭にヘルメットがヒット。マイクを通して『ゴン!!』と盛大な音が会場に響き渡った。
出展ブース村ではローダウン化されたDUKEや、即参戦OKのKTM390CUP仕様の新型390DUKE、さらにはアウトレットウエアやパーツなどなど発見や掘り出し物など盛りだくさん。ショッピングもイベントの楽しみなのだ。
新型390DUKEに搭載されるLC4cエンジンの解体ショーは目からうろこモノ。一つひとつパーツの説明をしながら分解していき、最終的にはイベント終了までに再度組み上げられていた。
KTM RC390 を駆りJP250選手権に参戦中の小室旭さんのトークショーは、ライバル社と比べてKTMのキャラクターやメリットなどを話してくれたほか、自身の参戦車両を展示してくれた。
一日中楽しくエキサイティングで満足することができたKTMブランドフェスティバル2024は大盛況のうち幕を下ろした。次回もまた会場で再会できることを願っている!