“READY TO RACE”を体感できるビッグイベント! KTM BRAND FESTIVAL 2023開催!

掲載日/2023年6月12日
取材協力/KTM JAPAN
写真、文/小松男
構成/バイクブロス・マガジンズ
オーストリアを本拠地とするスポーツモーターサイクルの名門KTM。小型自動二輪免許で乗れる125㏄モデルから、リッターオーバークラスまで幅広いモデルをラインナップをしており、世界的なマーケットを見ても勢いのあるブランドだ。そのKTMの国内最大級となるイベント『KTM ブランドフェスティバル 2023』が2023年5月28日(日)、茨城県筑波サーキットのコース1000にて開催された。

オレンジ一色で覆いつくされた筑波サーキット!


KTMブランドフェスティバル2023は茨城県筑波サーキットのコース1000で開催された。サーキット体験試乗ではレーシングスーツを着用せずとも、通常のライディングギアでサーキットを走ることができた。

KTMの最新ストリートモデルが用意され、イベント参加者は跨ったり撮影ができた。これほどの数の実車に触れられる機会はなかなか無い。

高い運動性能と快適な航続性能を兼ね備えた人気モデル890アドベンチャーの新型がアンベールされた。流れるような美しいボディラインと進化した走行性能で、地球規模の旅へと誘う。

見るだけでも元気が湧き出るようなビビッドなオレンジをコーポレートカラーとしており、世界中のレース界においても大活躍しているオーストリアのモーターサイクルブランド『KTM』。古くからオフロードバイクを得意とするメーカーとして知られてきたが、90年代後半に登場したロードスポーツモデルのDUKEシリーズや、最近では最高峰ロードレースであるMotoGPクラスへの参戦など、オンロードモデルの充実を図ってきた。そしてすべてのKTMモーターサイクルはブランドのキャッチコピーとなっている“READY TO RACE”を感じられる刺激的な仕上がりとなっているのである。

そんなKTMの国内最大規模となるイベント会場には全国から350台ものKTMファンが訪れ、オレンジ一色の一日を楽しんだのだ。今回のKTMブラドフェスティバルの大きなポイントとなっていたのは、サーキットを使ったイベントであり、参加したオーナーが気軽にサーキット走行を楽しむことで、READY TO RACEというKTMの魅力を存分に体感できるというものだった。
一般道ではKTMラインナップの持つポテンシャルを引き出すのはなかなか難しいことだ。かといって、サーキット走行は敷居が高いと思っているオーナーは多い。そのような中、今回のイベントでは1500円で座学も含めて30分間のサーキット走行を体験できるコンテンツが用意され、しかも元全日本ライダーなど豪華なメンバーが先導を務めていた。


サーキット走行未経験者や初心者を対象としたサーキット体験走行は何と1500円で、しかもレーシングスーツ不要。こんなに敷居の低い走行会は無い。多くのKTMオーナーがサーキット走行を楽しんだ。

一日を通して何度もサーキット体験走行コンテンツが開催され、その都度参加者の写真が撮影された。人生初のサーキット走行というオーナーも多く、良い記念となったことだろう。

サーキット経験者(中級者以上)のオーナーを対象としたライディングレッスンコンテンツでは、坂田和人さんを講師に招き、ライン取りやライディングポジションの指導などが行われた。

盛りだくさんのコンテンツで一日中楽しい!

KTMブランドフェスティバル2023では様々なコンテンツが用意された。先だって紹介したサーキット体験走行にはじまり、中上級者向けのライディングレッスン、KTM 390/250 CUP エキシビジョンレース、国内のスタントライディングの先駆者である木下真輔氏によるエクストリームライディングショー、バイク系クリエイターWOKA RIDER氏によるライブインプレッションや、現行KTMモデル最高峰であるLC8エンジンの分解解説を行うKTMテクニカルプレゼンテーション、KTMと同門ブランドにあたるGASGASのトライアルバイクショー、そしてKTM最新ストリートモデルの展示や、正規ディーラー及び協賛メーカーによるブース設置などなど。数々のコンテンツで、イベントの時間はあっという間に過ぎ去っていった。

KTMの世界を、“走って、見て、学べる”。これが凝縮されたKTMブランドフェスティバル2023は約350名の参加者が訪れ、特別な一日を楽しんだ。KTMオーナーはもちろん、未来のオーナーも、次回の開催を心待ちにし、是非とも参加していただきたい。


木下真輔氏によるKTM890DUKE Rを使用したエクストリームライディングショー。マシンを手足のように自由自在に操り、繰り出される数々の妙技は圧巻。オーディエンスを大いに沸かせた。


筑波サーキット・コース2000において年3戦行われている「KTM 390/250 CUP」のエキシビジョンレースを開催。元全日本ライダーの小室旭さんと濱原颯道さんも参戦(章典外)し、白熱のバトルが繰り広げられた。レース結果は1着村田哲也さん、2着長尾祥平さん、3着長尾秀隆さん。


今回のイベントにはレッドブルも参加。会場では一日中レッドブルが無料提供されたほか、DJブースも用意されKTMブランドフェスティバル2023を盛り上げてくれた。


2019年にKTMグループ入りしたGASGASは、アンバサダーを務める藤原慎也選手と小玉絵里加選手によるトライアルバイクショーを開催。ロードレースライダーを巻き込んだジャンプや、巨大なやぐらを使ったデモンストレーションで観客を驚かせた。


メインステージでは一日中様々な催しが行われた。坂田和人さん、小室旭さんのロードレースライダーによるトークショーや、バイク系クリエイターWOKA RIDERさんと、モータースポーツ総合エンターテイナーの濱原颯道さんのトークショーでは業界の裏話なども聞けた。

KTMブランドフェスティバル2023のオリジナルTシャツも限定販売された。今回のイベントMCとしても活躍されていた竹内さくらさんによるデザイン。


KTM テクニカルプレゼンテーションでは、KTM 1290 SUPER DUKE R EVOとKTM 1290 SUPER ADVENTURE Sの最新電子制御システムの解説と、LC8エンジンの分解解説が行われた。

イベントの締めくくりには大じゃんけん大会が行われた。KTMからだけでなくデイトナ、日本ミシュランタイヤ、岡田商事などイベント協賛企業からも持ち込まれた多数の豪華景品で大いに盛り上がった。