全国屈指となる販売数の根底には溢れるロイヤルエンフィールド愛があった、ロイヤルエンフィールド千葉

掲載日/2023年3月17日
取材協力/ロイヤルエンフィールド千葉
取材、文、写真/小松男
構成/バイクブロス・マガジンズ
世界最古のオートバイブランドの一つとしても知られているロイヤルエンフィールド。昨今は日本でも認知度が高まり、クラシカルな雰囲気から着実にファン層を広げている。そんなロイヤルエンフィールドの魅力を知り、さらに多くの人に知ってもらいたいと誕生した『ロイヤルエンフィールド千葉』を紹介しよう。

ロイヤルエンフィールドの現行モデルラインアップにおいて、フラッグシップ的な立ち位置とされているINT650(インターセプター650)。排気量648㏄並列2気筒エンジンは力強い走りを楽しめる。

整備士資格を持ったスタッフが2名在籍しているのも、ロイヤルエンフィールド千葉のポイント。ただ、現在のロイヤルエンフィールドは完成度が高いために、トラブルらしいトラブルはないとのこと。

豊富な試乗車を用意。是非触れてほしい

ロイヤルエンフィールド千葉(バイクショップBEAT!)がオープンしたのは、今から1年程前の2022年3月のこと。千葉県に誕生したロイヤルエンフィールド正規ディーラーとして、既存ファンのみならず、新たなユーザーからも親しまれているのだが、インターネットなどを通じて同店を利用した人たちの口コミコメントを見ると、どれも高い評価をつけていることが分かった。普段あまり口コミサイトのコメントなどを信用しない私は、実際にどのようなショップなのかが気になり、ロイヤルエンフィールド千葉へ行き、実際の様子を伺い知ることにした。

都心部から高速道路を使い千葉県へ。最寄りとなるインターチェンジで下り、クルマを走らせること15分でロイヤルエンフィールド千葉へと辿り着いた。ショップの前には数台のロイヤルエンフィールドが置かれており、見たところどれも試乗車のようである。店内に足を踏み入れると、現行モデルのロイヤルエンフィールドが数多く並べられていた。今年の入荷便が入ってきたところだと言っても結構な台数である。私は店長を務める飯島さんから、ロイヤルエンフィールド千葉がオープンに至ったいきさつから話を伺うことにした。

「ロイヤルエンフィールド千葉(バイクショップBEAT!)は、これまでバイク業界での仕事を経験した人間が集まって開店しました。私自身もそもそも大手バイク販売店に身を置いていたのですが、当時からロイヤルエンフィールドの車両を好み、多くの車両を扱ってきました。ロイヤルエンフィールドの魅力はまずレトロな雰囲気にあると思います。そして走らせてみると見た目だけではなく、乗り味にも古き良きモーターサイクルを今に伝える心地よさがあります。例えばエンジンの回転を引き上げなくてもしっかりと走り、それが気持ち良いのです。さらには素直なハンドリングなのでワインディングなどを走らせるのも楽しめます。現代のバイクでありながら、懐かしさを感じられる。これはロイヤルエンフィールドの大きなポイントです」と飯島さんは話してくれた。

店舗前に置かれていたヒマラヤは試乗車だった。これ以外にもクラシック350、メテオ350、コンチネンタルGT650などなど、多数の試乗車が用意されていた。実際に走らせることでロイヤルエンフィールドの魅力を一層知ることができる。

ロイヤルエンフィールドのオフィシャルライディングギアなども豊富に取り揃えられている。クラシックライダーススタイルでファッションコーディネートするのも、ロイヤルエンフィールドライフの楽しみの一つだ。

オンロード、オフロード、ステージを問わず走り回ることを楽しめるスクランブラーモデル、スクラム411。クラシカルな雰囲気の中にもモダンなエッセンスが散りばめられており、ロイヤルエンフィールドファンを広げた。

安心してロイヤルエンフィールドを楽しんでほしい!

飯島店長の話は、その言葉一つひとつから、ロイヤルエンフィールドのこと自分自身が本当に好きであり、それがユーザーから共感を得ているのだと伝わってくる。そして飯島さんは続ける。

「何かでロイヤルエンフィールドのことを知り興味を持っても、実車を見ることができるところはまだまだ少ないです。それにカタログで掲載されているカラーリングと実車との色の差は結構あるのです。だからこそロイヤルエンフィールド千葉ではできるだけ多くの車両を在庫しており、さらには見るだけではなく乗れる試乗車を用意しています。これまで海外のバイクが好きで多数触ってきました。その経験からも“外車はコストと手間がかかる”と皆さんが考えていることも重々承知しています。ただし、現在のロイヤルエンフィールドは本当にトラブルが少ないのです。1年で50台以上、新車のロイヤルエンフィールドを販売してきましたが、大きな問題は一つもありませんでした。ロイヤルエンフィールドはバイクのある生活を豊かな気持ちにしてくれる道具です。不安なく心から楽しんでもらうことができるためのサポートをお任せください」。

店の雰囲気も良く、スタッフの対応も素晴らしい、メンテナンスの技術も高くアフターサービスも安心できる。これは良い口コミが広がるはずである。提灯記事にする気持ちはないが、ロイヤルエンフィールドライフを楽しむためにお勧めできるショップだと思えた。

イギリスで誕生しインドに生産拠点を移してから現在まで、長い歴史を持つロイヤルエンフィールド。その時間を遡るフライヤーやカタログのスクラップをディスプレイするだけでも、その雰囲気を楽しむことができる。

メンテナンスルームは完全防音となっている。バイクの排気音は大きい。周囲の住民のこともしっかりと考える。そのような気配りも、ロイヤルエンフィールド千葉の大きな魅力となっているのだ。

クラシック350の試乗車にはヘルメットホルダーが装着されていた。オーナーから問い合わせの多いオプションパーツは率先して使用し、その感触を広めている。外車という特殊なバイクならではの心遣いだ。

狙っているモデルや、愛車のカタログはもちろんのこと、ロイヤルエンフィールドはカタログの雰囲気や世界観も独特なので、ついつい揃えておきたくなってしまう。

ロイヤルエンフィールド千葉で、お客様のロイヤルエンフィールドライフをサポートするスタッフ。今回は店長の飯島剛さん(左)からお話を伺ったが、皆さんロイヤルエンフィールドの知識、経験が豊富である。

SHOP INFORMATION

住所/千葉県八千代市 大和田新田494-16 エトワ-ル・ド・デコ102
電話/047-409-0795
営業時間/10:30〜19:00
定休日/水曜日、第1、3、5火曜日