
東海オート中川店は、全国的に見てもトップクラスの在庫数を誇る絶版旧車専門店だ。実際に店舗を訪れるとその台数に圧倒されることだろう。仕入れに関しては個人からの買取りが大半で、素性が知れている分、程度の良し悪しも判断しやすく、結果として良品を多く揃えることができる。常時250~300台もの在庫を保有していると言い、これだけ揃っていれば、自分が探し求める車両も見つけることができるだろう。
大型倉庫を活用している東海オート中川店の店内には、約300台もの旧車が在庫されている。70~80年代に生産されたモデルをメインとしており、中でもZ系、CB系は特に強い。
カワサキの旧車が揃えられたコーナー。Z、マッハを中心に様々なモデルが置かれている。在庫数が多いということは、同型モデルも複数台あることになる。程度、価格などを比較できるのだ。
ホンダ、ヤマハ、スズキなどの在庫車が並べられたコーナー。レアモデルも多く、一台一台を見て回るだけでも楽しめるので、あっという間に時間が過ぎてしまう。
そして元来旧車はその性質上、部品の供給やメンテナンスなどの心配がつきまとうものなのだが、東海オート中川店では膨大な量のストックパーツを用意している上、海外のショップなどにもパイプを持っているので、メカトラブルからカスタムまで任せることができる。さらには、バイクのコンピュータ化が進んだことで、旧車を触ることができるメカニック不足になっていると言われている現在において、熟練メカニックが多く在籍していることも注目ほしいポイントだ。一か月で20台程をコンスタントに販売していると聞いたが、その納車整備を行うだけでなく、他車の修理やカスタムも受け入れる体制が整っているのである。
この棚はすべて旧車のストックパーツが収められている。写真は僅かな部分だけで、この数倍もの点数のパーツが用意されている。旧車に見られる部品供給問題もクリアする環境だ。
2階建ての巨大な倉庫を活用し作られた東海オート中川店。多くの在庫車からストックパーツまでお宝の山となっているだけでなく、認証整備工場も備わっている。
私は旧車専門店の社長というものを考えた時に、ゴリゴリの職人気質の頑固おやじが頭に浮かんだ。しかしそれは間違っていた。話を伺った東海オート中川店の代表を務める関山修平さんは、スマートな青年と言った印象で、いい意味で期待を裏切ってくれた。自身がバイク好きであり、この道を選んだという関山さんは、お客様の身になって考えることができていると感じた。それは旧車という資産価値の高いバイクを提供し続けているだけでなく、他店で購入したバイクなどの整備も受け入れているという話からも伝わってきた。今後は関東にも分店を展開するために準備を進めているとのことなので、旧車業界をさらに盛り上げてくれることに期待したい。
東海オート中川店の代表を務める関山さんは、高校時代からバイクを楽しんできた上で、バイク業界へ進む道を選んだ。自身も絶版旧車を愛しており、人には譲れないという車両を多く持っている。
熟練メカニックが多く在籍しているのも旧車ライフをサポートする大きなポイントだ。東海オート中川店で購入したバイクだけでなく、他店で手に入れた車両の整備、修理も受け入れている。
モダンかつラグジュアリーな雰囲気でまとめられた商談スペース。広大な展示スペースの中の一角に設けられており、スマートなイメージが受け入れられて女性客も多いそうだ。
認証工場も備わっており、5名のベテランメカニックが車両の整備を行っている。後ほど紹介するがストックパーツも豊富に有しており、末永く旧車ライフをサポートしてくれる。
すべてがプレミアムな旧車だけに、表面上の整備だけでなく、塗装から足まわり、エンジン内まですべてのディテールをしっかりと仕上げられる。満足できる品質でリピーターも多い。
東海オート中川店のスタッフは現在メカニック5名、事務2名で、なんと年中無休で営業をしている。スタッフも募集中ということなので、旧車に興味のある方は相談を。