バイクの聖地・北海道で仲間が集う秘密基地、ロイヤルエンフィールド北海道

掲載日/2021年10月20日
取材協力/ロイヤルエンフィールド北海道(北海道NABAJO)
写真/稲垣正倫 取材、文/伊井覚
構成/バイクブロス・マガジンズ
日本のバイク乗りにとって、北海道は等しく聖地と言っていいだろう。そしてそれは北海道在住の人にとっても変わらない。ロイヤルエンフィールド北海道は、そんな北海道でロイヤルエンフィールドに乗りたいライダーのために2020年9月に誕生した。まるで大人の遊び場のような、ワクワクドキドキできるアジトのような空間に仕上げられたお店が、札幌にあるのだ。

本国のカスタマイズ仕様を再現したヒマラヤ

お店に展示されている試乗車の一台が、このヒマラヤ。スタッフの神田さんの私物なのだが、なんとロイヤルエンフィールド本国がカスタマイズして販売している車両を、日本国内で入手できるサードパーティのパーツを使って、できる限りそっくりに仕立て上げたもの。


パニアケースはロイヤルエンフィールドの純正品を採用。アルミ製で内容量は片側26L。トップケースはGIVI製で、ヒマラヤ専用品が発売している。


タンクバッグにはお馴染み、タナックスを採用。


気になるのはコレ。本国ではもちろん追加のフューエルタンクとして使われているのだろうが、残念ながら日本国の法律ではこれにガソリンを入れて走ることはできない。メインは見た目のカスタムだが、水を入れてツーリングに出発すれば、何かと便利。もちろんキャンプツーリングにも適応力が高い。


ハンドガードは布製で、ハンドルをすっぽり覆うことで冬の北海道でも寒さを和らげてくれる。さらにSRCのヘッドライトガードを装着。林道ツーリングなどでは飛び石による破損を防いでくれるが、基本的にはこれも見た目カスタムとのこと。

「ヒマラヤは今の国産のほとんどのバイクと違って、昔ながらのこだわりを持ったバイクというのを実感できますよね。クセがなくて、誰が乗っても同じように走れます。初心者には乗りやすく、上級者が乗ると自分の腕を再確認できるんです。また、燃費も通常で30km/Lくらい出ますので、満タンで400kmくらいは巡航でき、広い北海道でも安心です。また、コンチネンタルGTやINTには現代風のアレンジが加わっていて、ロイヤルエンフィールドの歴史を感じさせつつも、現代風のフィーリングで乗ることができて楽しいですよ」と神田さん。

テーマは「大人の遊び場」

ロイヤルエンフィールド北海道こと北海道NABAJO BASEは札幌市の西に位置する手稲区にある。手稲駅からもほど近く、札幌から小樽へと続く国道5号からちょっと入ったところに店を構えており、アクセスは最高だ。

まるでガレージのような外観だが、夜にはオシャレなバーのような雰囲気になり、常連さんも集まり賑やかな様相を呈すという。

手作りの店内は温かみがある。北海道NABAJO BASEではサイドカーURALの取り扱いもしており、毎年大晦日には宗谷岬チャレンジも行っている。「もちろんロイヤルエンフィールドでの参加も大歓迎です」と神田さん。

BASEというだけあって、この「基地感」は他ではなかなか味わえない。ミリタリーライクなロイヤルエンフィールドによく似合う。

NABAJOでは11月に新車種メテオが2台入荷予定で、試乗会も開催する予定だと言う。

SHOP INFORMATION

住所/北海道札幌市手稲区富丘2条7丁目3番31号
電話/011-699-5105
営業/11:00〜19:00
定休日/不定休