お店に展示されている試乗車の一台が、このヒマラヤ。スタッフの神田さんの私物なのだが、なんとロイヤルエンフィールド本国がカスタマイズして販売している車両を、日本国内で入手できるサードパーティのパーツを使って、できる限りそっくりに仕立て上げたもの。
パニアケースはロイヤルエンフィールドの純正品を採用。アルミ製で内容量は片側26L。トップケースはGIVI製で、ヒマラヤ専用品が発売している。
タンクバッグにはお馴染み、タナックスを採用。
気になるのはコレ。本国ではもちろん追加のフューエルタンクとして使われているのだろうが、残念ながら日本国の法律ではこれにガソリンを入れて走ることはできない。メインは見た目のカスタムだが、水を入れてツーリングに出発すれば、何かと便利。もちろんキャンプツーリングにも適応力が高い。
ハンドガードは布製で、ハンドルをすっぽり覆うことで冬の北海道でも寒さを和らげてくれる。さらにSRCのヘッドライトガードを装着。林道ツーリングなどでは飛び石による破損を防いでくれるが、基本的にはこれも見た目カスタムとのこと。
「ヒマラヤは今の国産のほとんどのバイクと違って、昔ながらのこだわりを持ったバイクというのを実感できますよね。クセがなくて、誰が乗っても同じように走れます。初心者には乗りやすく、上級者が乗ると自分の腕を再確認できるんです。また、燃費も通常で30km/Lくらい出ますので、満タンで400kmくらいは巡航でき、広い北海道でも安心です。また、コンチネンタルGTやINTには現代風のアレンジが加わっていて、ロイヤルエンフィールドの歴史を感じさせつつも、現代風のフィーリングで乗ることができて楽しいですよ」と神田さん。
ロイヤルエンフィールド北海道こと北海道NABAJO BASEは札幌市の西に位置する手稲区にある。手稲駅からもほど近く、札幌から小樽へと続く国道5号からちょっと入ったところに店を構えており、アクセスは最高だ。
まるでガレージのような外観だが、夜にはオシャレなバーのような雰囲気になり、常連さんも集まり賑やかな様相を呈すという。
手作りの店内は温かみがある。北海道NABAJO BASEではサイドカーURALの取り扱いもしており、毎年大晦日には宗谷岬チャレンジも行っている。「もちろんロイヤルエンフィールドでの参加も大歓迎です」と神田さん。
BASEというだけあって、この「基地感」は他ではなかなか味わえない。ミリタリーライクなロイヤルエンフィールドによく似合う。
NABAJOでは11月に新車種メテオが2台入荷予定で、試乗会も開催する予定だと言う。
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