「伝説の美しいバイク」をツーリング環境で試乗できる、ロイヤルエンフィールド大阪高槻

掲載日/2021年10月20日
取材協力/ロイヤルエンフィールド大阪高槻(Chops高槻本店)
写真、取材、文/伊井覚
構成/バイクブロス・マガジンズ
カスタムスクーターでその名を聞くことが多いChopsだが、実は輸入車販売にも大きく力を入れている。大阪府北東部に位置する高槻市の、山間部とも言える郊外に、Chops高槻本店がある。まるで映画やゲームの世界に登場する要塞のような外観のそのお店の中には、たくさんの輸入車が展示されているのだが、店長の西尾さんがその中でも特に思い入れがあるメーカーが、ロイヤルエンフィールドなのだと言う。

中学生くらいの頃に一度見ただけの、伝説のバイク


「僕がまだバイクに興味を持つ前、中学生くらいの時に、たまたま街の美容室の前にBulletが停まっていて、その美しさを強烈に覚えているんです。それで免許が取れる歳になって『そういえばあの時のバイクはなんだったんだろう』って調べたらロイヤルエンフィールドにたどり着いて。だけど当時は情報がほとんどなくて、どこに行けばもう一度現物を見ることができるかもわからなくて、ずっと心のどこかに引っかかってたんですね。

そしたら去年、PCIさんが新しくロイヤルエンフィールドを扱うという話をされて、渡りに船という気持ちで飛びつきました。僕の中では伝説のバイクでしたから。しかもPCIさんが扱うということですから、車両の供給はもちろん、アフターフォローなどもしっかりしているでしょうから、お客様にも自信を持って販売することができます。当時見たのはBulletでしたが、自分でロイヤルエンフィールドのことを調べていくうちに現行のコンチネンタルGTやINT、ヒマラヤにも思い入れができていて、ロイヤルエンフィールドというメーカーの熱意に惹かれていきました。

今後も新車種のリリースを控えていきますので、お店でもしっかり盛り上げていきたいと考えています」

と西尾さんは思い出を語ってくれた。


こちらは現行モデルの一つ、コンチネンタルGT。セパレートハンドルを採用したカフェレーサー風の外見だが、跨ってみるとポジションも楽で、乗りやすい。

「街乗りでトコトコ走るのにちょうどいいバイクなんですよね。他の外車メーカーの大型だと、ちょっと持て余すというか、もっと速く走らせてあげたくなってしまいます。ですが、ロイヤルエンフィールドはそうじゃない。のんびり、ゆっくり走ることもできるし、それが楽しいんです。それでいて高速道路への接続なんかで60kmから100kmまで加速しようとする時なんかも、とてもスムーズ。減速の時も同じで、気負わずに走ることができるので、疲れないんですよ」と西尾さんはロイヤルエンフィールドのエンジン特性を分析する。


オフロードにも対応しているヒマラヤ。


店内にはコンチネンタルGTとベースを共通とするアップハンモデルINTの姿も。

市街地ではなく、実際のツーリングを想定した試乗が可能


市街地に店を構えるお店ではどうしても街乗りがほとんどで、試乗でワインディングを体感することは難しいのだが、ロイヤルエンフィールド大阪高槻では、その立地を生かし、実際のツーリングをイメージした試乗が可能だ。お店のすぐ前の道がすでにツーリングでよく遭遇する細い田舎道。少し走れば車通りの少ない気持ちの良いワインディングや、ちょっとした高低差のある丘なども体感することができてしまう。

「ロイヤルエンフィールドは見た目の美しさもさることながら、実際に乗ってエンジン特性に触れてみて欲しいバイクです。特にうちの環境なら、その良さをしっかり体感できると思いますよ」と西尾さん。


お店のすぐ隣には川が流れており、のんびりとした時間が流れている。例えば作業の待ち時間なども、まるでツーリング中の休憩時間のように景色と空気に癒されることができる。


元々は整備工場兼バックヤードとして使われ、ショールームは別にあったという大阪高槻店は、その外観だけでもテンションが上がってしまう。さらにこの門を潜るとロイヤルエンフィールドを始めとした無数のバイクが出迎えてくれるのだから、たまらない。


砦のような外観とは裏腹にお店の中は清潔かつ整頓されており、冷暖房完備の休憩室でのんびりと雑誌を読むながら過ごすこともできる。


1901年、イギリスで生まれたロイヤルエンフィールドは、120年の歴史を持つ。インドを始めとして現在でも世界中にたくさんの愛好家をもち、日本のどのメーカーよりも生産台数は上なのだ。

SHOP INFORMATION

住所/大阪府高槻市原2232-3
電話/072-689-5000
営業/10:30〜19:00
定休日/水曜日、第1・3火曜日