
BMWモトラッド豊田は2010年から2018年の8年間、モトラッド豊田 長坂レーシングという独自のチームを立ち上げ、8耐に出場していた経験を持つ。レース活動をスタートしたきっかけは、1人のお客さんが「8耐に出場したい」と話を持ちかけたことだった。初めは4耐、そして8耐に出場した。ライダーはお客さんの繋がりで集まった3人。8年間出場し、最高で29位という成績を残した。代表の長坂氏は「レースを要としてお客さんを巻き込みつつ、貴重な経験と新たなコミュニティを作ることができました」と、目を細める。
コロナ禍に入る前、横のつながりを作りたいという想いから早朝ツーリングやミーティングなど、毎月1回はイベントを行っていたという同店。早朝ツーリングは朝6:30集合、9:30終了という短時間でのイベントだ。また、月に1回、GSミーティング・Rシリーズミーティング・Fシリーズミーティング等、同じバイクに乗っている人同士を集めて話す機会を作っていた。
店長の長坂さんは「毎年白馬で開催されているBMWモトラッドデイズに、モトラッド豊田単体としてお客様を100人連れて行くことが夢なんです。今まで最高で62人までは連れて行ったことがあるのですが、日本一多くということから100人を目指しています」と語ってくれ、バイクを通した出会いをさらに広げたいという熱い想いが伝わってきた。上の写真で長坂さんの前に並べられているのは、BMWモトラッド豊田のオープン10周年を記念してお客さんから寄せられたコメントだ。これだけでも、とても愛されているお店なんだということがわかる。
さらに、緊急事態宣言によって、利用者に来店を控えるお願いをしたことがとても心苦しかったという長坂さんは、多くの人に情報を届けたいという気持ちから、2020年4月にインターネットラジオを始め、現在も1ヶ月に1度ラジオでバイクについて語っているという。また、2020年7月には「モトラッド豊田YouTubeチャンネル」もスタート。コロナ禍で人と会う回数が減った中でも、バイクを通した出会いを提供し続けたいという想いが込められている。もちろん長坂さん自身もライダーであり、3世代のGSに乗ってきており、動画ではGSやBMWについて熱く語ったり、シリンダーヘッドのカバーを外してその中の構造を見せるなどの真面目な内容から、パニアケースにうまい棒が何本入るのか、といったYouTubeらしい面白コンテンツまで、幅広く配信を行っている。
BMWモトラッド豊田では、預かり修理で入庫したバイクは必ず写真を撮るようにしている。点検でバラした時にポイントになりそうな部品や交換した部品も写真を撮ってお客さんに修理内容の説明をしているという。
現在在籍するメカニックは2名。8耐でもメカニックとしてチームを支えていたことから、S1000シリーズに詳しく、トラブルの原因を探る早さは群を抜くという。利用者一人一人に向き合う姿勢とメカニックの技術の高さに、安心してバイクを預けることができる。
BMWの人気アドベンチャーモデルGSシリーズのカスタムパーツは豊富な在庫を取り揃えている。
もちろんライディングウエアも充実。スポーツからツーリング、アドベンチャーまで様々なモデルに適したジャケットが取り揃えられている。
Tシャツやシューズなどのアパレル類もしっかりカバーしている。
ブーツなど革製品を長持ちさせるためのメンテナンスオイル。ついサボりガチな人も、これを見ると「やらなきゃ」って思いますね。