
2001年9月15日にオープンしたDATZ名古屋は、愛知県のBMWディーラーの中で一番の老舗である。DATZ名古屋のために設計され、新築されたコの字型をした特徴的な建物に、思わず足を止めてしまう人も少なくない。
DATZの歴史を遡ると、DOKENという元々はBMWのパーツの製造や輸入をしていた名門の会社に辿り着く。今よりも各ディーラーごとに特徴があった時代、DOKENはディーラーの中でも独自の味を築き、その存在を確立していた。そして、DOKENのアンテナショップとしてできたのがDATZであった。DATZという名前は、DOKENの頭文字Dと、全てという意味を表すA to Zという言葉を組み合わせ「DOKENの全て」という意味を込めてDATZと名付けられたという。
20年の営業を経て幅広い知識や対応力を身につけてきた同店。新型はもちろん、古い年代のバイクに対する知識を豊富に持つスタッフは、その知識量からお客様に寄り添った提案ができる。さらに、メカニックも歴が長く、面倒を見ているバイクは新型から30~40年前のものまで幅広い。一番古くて73年のR90Sの面倒を見ているという。また、指定工場なので、時間に余裕を持った手厚い対応が特徴である。全て予約制で無駄な待ち時間がないことから、自分のスケジュールに合わせて修理を頼むことができ、預ける側としても余裕を持てるのが嬉しいポイント。20年で培ってきた対応力と技術が、充実したサポートやサービスに繋がっているのだ。
同店では通常年に4回(3ヶ月に1回)のペースでツーリングイベントを開催。基本は日帰りで、参加人数は15人前後だという。コンセプトとして「走らないツーリング」を掲げ、「せっかく集まったのだから、長い距離走るのではなく、みんなで土地の美味しいものを食べたり景色を見たりしよう」と、参加者との出会いや繋がりを大切に楽しむ想いを込めていた。また、会社のイベントというよりは「ツーリング行くけど来る?」という気持ちで、全員がツーリング仲間として楽しんでいるという。ツーリング中はスタッフが参加者の間に入って走るため、無理に先頭についていく必要もなく、決して迷子になることもない、参加者一人一人に寄り添ったツーリング体験が行われていた。
店長の戸田さんは、少なくとも月に2回、250ccのバイクで林道を走っていると話す。GSで林道を走りたい場合も相談に乗ってくれるはず!
2階スペースには丸々一棟使ってアパレル売り場が展開されている。ツーリングからアドベンチャーまで幅広く、全身揃うのが嬉しい。
アドベンチャーコーナーが設置されており、キャンプツーリングに便利なアイテムがたくさん置かれている。
新車だけでなく認定中古車のラインナップも豊富に揃っている。