
ドゥカティ千葉セントラルに在籍するスタッフ。ディーラーアワードを手に入れることは皆の夢であり、メンバー1人ひとりの努力の積み重ね、そしてお互いに力を合わせるチームワークにより、Dealer of the Year 2020という栄光を手にしたのだ。
日本最大級のドゥカティ正規ディーラーとして、2019年5月にグランドオープンした『ドゥカティ千葉セントラル』。最新のCI(コーポレート・アイデンティティ)に沿った看板が設置されている。
日本国内には北は北海道から南は沖縄まで、数多くのドゥカティ正規ディーラーが存在する。そのディーラーの中から毎年、一店舗だけに送られるディーラーアワード(Dealer of the Year)という賞がある。ドゥカティジャパンだけでなく、ドゥカティ本社からも厳しい審査が行われて選定されることもあり、ディーラーマンにとってはとても栄誉ある賞なのである。そのディーラーアワードを2020年度はドゥカティ千葉セントラルが獲得した。
ドゥカティ千葉セントラルは2019年5月にオープンした新しいディーラーであるが、以前はライダースクラブ・イタリアンプラザという名称でドゥカティディーラーを担っていたので、古くからご存知の方もいるかもしれない。とはいえ別の場所に建てられた上に、最新のCIに沿った設備が用いられているため、以前とはまったく印象が異なるディーラーとなっている。
ディーラーアワードは、単一の項目を調べて選ばれるのではなく、販売台数などの具体的な数字はもちろん、サービスや設備など複合的に評価されて選ばれる。例えば手掛けたメンテナンス台数やアパレル・パフォーマンスパーツの取り扱い点数、販売数などまで合わせて、前年比成長率、達成率が算出されるのである。これは並大抵の努力では成しえないことであり、やはりスタッフ一人ひとりがアワード獲得という夢に向かって、全力を注いだからこそ結果としてディーラーアワードに選ばれることができたという事実なのである。
ドゥカティ千葉セントラルでは常日頃から新しい取り組みも欠かさない。1月に新規設置されたコンフィギュレーションルームでは、モデルを中心にパーツからウエアまでコーディネートできる空間が作り出されている。
ここまでを聞くと、ドゥカティというメーカー視点の話に思えてしまうかもしれないが、実は逆であり、顧客満足度の高さこそディーラーアワードの本質となっている。例えばアパレルコーナーにしても、かなりアイテムが充実していることが伝わってくるものとなっているし、日本最大級をうたうほどに広々としたショップであるにも関わらず、車両が余裕を持って展示されているために、気になる車両を360度どの方向からもじっくりと眺めることができる。さらには、展示車両は毎月配置換えが行われており、視野的な新鮮味も大切にしている。
商談をはじめとしたミーティングが行われるレッドルームは2部屋用意されているほか、メンテナンスなどの待ち時間を過ごすことができるソーシャルエリアはとても開放的だ。普段拝見する機会のないバックヤードにしても、どのバイクも入庫された時から納車まで雨風にあたることなく作業を行える動線が確保されており、クライアントファーストが徹底されていることが分かる。
ドゥカティはプレミアムブランドという本質があるために、どうしてもディーラーの敷居が高いと感じがちだ。それはドゥカティ千葉セントラルも同様である。しかし一度店内に入り、実際に体感すると、サービスがとても行き渡っていることがわかり、そこにこそバリューを感じさせてくれる。スーパーバイク系、ストリート系、ツーリング系、そしてスクランブラーと、分け隔てなく、そしてひとつのセグメントに偏ることなく広く楽しめる場が、ドゥカティ千葉セントラルには作り上げられており、これならば長年ドゥカティに乗り続けているようなエキスパートはもちろん、これからファーストドゥカティを手に入れようとするビギナーも、心おきなくドゥカティライフを楽しむことができるだろう。最優秀ディーラーとして選ばれるには、スタッフの日々の努力、そしてユーザーの高い満足度という2つの大きなポイントがあるのだ、ということが、ドゥカティ千葉セントラルから伝わってきた。
商談などが行われる通称「レッドルーム」と呼ばれる個室はほとんどのディーラーが1部屋のところ、ドゥカティ千葉セントラルでは2部屋用意されている。急な来客であっても待たせることなく対応することができるのだ。
メンテナンス作業などを待っている際に使われているソーシャルエリア。エスプレッソなどフリードリンクとなっており、ちょっとドゥカティ千葉セントラルに立ち寄ったユーザーとスタッフの歓談の場としても重宝されている。
広々としたフロアにも関わらず、展示車両は余裕を持って配置されており、とても贅沢に使っていることが分かる。あらゆる角度から車両を確認できるのも、ドゥカティ千葉セントラルの魅力の一つとなっている。
アパレルコーナーのアイテムの充実ぶりは特筆すべきものがある。ドゥカティライフはバイクを走らせることはもちろん、ファッションをはじめとした日々の生活を豊かにすることにある。これほど豊富に扱っているディーラーは少ないぞ。
縁の下の力持ち的存在のサービスメカニックマン。広く設定された作業エリアに、埋め込み式のリフトが設置されるなど、作業性及び効率を向上させている。作業待ちの車両も室内保管とされていることにも注目したい。
もはやドゥカティを語るには欠かせない存在となったスクランブラーシリーズのコーナー。多数のモデルが展示されているほか、スクランブラー用のカスタムパーツやウエアなども合わせて展示され、世界観を表現している。
ドゥカティ千葉セントラルに行った際には是非とも覗いていただきたいパウダールーム。広々として清潔感があり、しかもアメニティも充実しておりウィメンズライダーや、ディーラーに一緒に来たパートナーから高い評判を得ている。