前回の記事ではメッキ工房NAKARAIから新発売したサビトリキングの大容量版「デカキング」を使うことで、悩んでいたTOMOSのメッキ部分の赤サビを除去することができた! しかし、この湿度の高い日本でそれを長年維持し続けていくのは簡単ではない。そこで同じNAKARAIから発売中の「メッキング」の出番、となるのだ。
小さすぎて目には見えないが、クロームメッキの表面にはどうしても塞ぐことのできない無数の穴が空いている。実は全バイク乗りの宿敵であるサビは、この穴に水や埃が侵入することで発生するのだ。ところがこのメッキングは、クロームメッキの表面を特殊なコーティングで保護してくれるため、この穴からの異物の侵入を防いでくれる。
従来のガラスコーティング剤の多くが親水性なのに対し、メッキングは疎水性。つまり、水分が長く表面に滞在せずに、流れていく効果がある。これは油に対しても同じことが言える。さらに多くのガラスコーティング剤は一度開封してしまうと品質が変化し、ボトルに残った分も使えなくなってしまうが、メッキングなら特殊シリコン剤を加えることで、一度開封しても黒キャップをきちんとしめれば、品質が変化しないようになっている。
メッキ工房NAKARAI
メッキング
¥5,980(税込)
・メッキ保護剤 1本(100ml)
・史上"最鏡"クロス 2枚
メッキングを専用のクロスに1〜2滴垂らしたら、10㎠を目安に薄く伸ばして塗る。ムラができてしまったら、クロスの乾いたところでキレイに伸ばしていく。10分ほどで硬化が始まり、24時間ほどで完全硬化。その間は雨や埃などがつかないように保管すべし!
目安としては2〜6週間おきに3回塗布し、その後は半年に一度の塗布で鏡のようなメッキの輝きを持続させることができるのだ。
いかがだろうか? メッキングを施す前にデカキングにてサビを除去し、かなりキレイになっているので、違いがわかりづらいかも知れないが、写り込んでいるマシンや撮影者の影などをみていただくと、メッキングを塗布する前はくすんでいたのがわかるだろう。
この施工を徹底して行うことで上記のような"最鏡"な仕上がりを持続することが可能となる。バイク業界だけでなく、車業界にも広く浸透し、高い評価を受けているメッキング。サビトリキング、デカキングでサビを取ったら必ずセットでメッキングも施工してあげてほしい。
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