被ればわかる人気の秘密! 世界トップシェアヘルメットブランド『LS2』の魅力に迫る‼

掲載日/2020年7月28日
取材協力/セイデン
写真、文/小松男
構成/バイクブロス・マガジンズ
世界中を見渡すとバイク用ヘルメットを手掛けるメーカーは、無数とも言えるほど存在するのだが、実は我々の住む日本には、その一部のブランドしか上陸してない。それには様々な理由が考えられるが、そのひとつとして、日本独自の厳しい基準をクリアできるか否かにかかっているということが挙げられる。ここで紹介するスペインの『LS2』は、日本のヘルメットルールをパスしており、世界的なシェアを拡大させ続け、2019年には年間約250万個という生産数を叩き出した世界ナンバーワンシェアを誇るヘルメットブランドなのだ。

2019年のEICMA(ミラノショー)でのLS2ブース。バイク用ヘルメットをメインとしたブランドでありながらも、有名バイクメーカー同等のスペースを誇るブースを構えている。

世の中のニーズに合わせて、新しいものを生み出し続ける。

唐突だが、実は上の写真から話が続いている。

と言うのも、ここで紹介する『LS2』というヘルメットブランドの名を私が初めて知ったのが、ドゥカティの初代ストリートファイターが登場した2008年のEICMA(ミラノショー)の会場だったからだ。
※参照記事:ドゥカティ ストリートファイター V4Sを試乗インプレ! ハイカロリーエンジンを配下とし得られる超快感

当時私は某海外ヘルメットブランドの国内向けカタログの製作に携わったあとだったこともあり、海外のヘルメット業界に興味を持っていた。まず驚いたのはEICMAに出展されているヘルメットブランドの数、その次に、おわん型や後方視認ミラー装備、ブルートゥース内蔵など様々なタイプが用意されていたことだ。そのほとんどが我々の生活する日本では知られていないブランドであり、その中のひとつにLS2ヘルメットブースがあった。

それから12年の歳月が経った現在、LS2は世界トップシェアを誇るヘルメットブランドに成長している。ではなぜLS2は数あるヘルメットブランドの頂点に立つことができたのだろうか。それは、世の中のニーズに合わせて、次々と新しいものを生み出してきたからである。

LS2ヘルメットのデザインはスペイン・バルセロナにある本社内で行われている。毎年数種類のモデルが追加されるLS2は、開発面も非常にスピーディーだ。世界中のライダーに向けて、より良いものを常に模索し作り続けているのだ。

個人的にも興味がわいたモデル『バリアント』

LS2の最新版インターナショナルカタログを見ると、29モデルものヘルメットをラインアップしていることが分かる。その内、日本独自のレギュレーションをパスし現在日本で発売されているのは5モデルだ。そして私が興味を持ったのが、チンガードが可動しフルフェイスタイプとしてもオープンフェイスとしても使えるシステムヘルメット『バリアント』だ。

バイクに乗ってライディングするシーンでは安全性が高く、風の抵抗を受けにくいフルフェイススタイルで、バイクを降りてパートナーと会話を楽しむ時やドリンクを飲む時には、換気が良く、表情もよく見えるオープンフェイスにするなど、システムヘルメットはその使い勝手の良さから人気のあるヘルメットなのだが、通常システムヘルメットはチンガードを開いた際、90度上方までしか動かすことができない。ところがLS2のバリアントは、チンガードが後頭部の位置までぐるりと180度反転させることができる。この状態がとてもスタイリッシュなのだ。

このバリアントは欧米で特に人気が高いうえ世界的に見てもベストセラーモデルとなっている。様々なシステムヘルメットに触れてきたが、ギミックの操作感、さらには全体的な質感がよいこともあり、ユーザーからの評価が高いことも頷けるものだ。3万9800円~。

●商品情報はこちら:LS2 VALIANT

カーボン素材を使用しシステムヘルメットでありながらも軽量を実現した『ボルテックス』。私はスタイリングからバリアントをピックアップしたが、実のところヘルメット選びで重要なのは“重さ”だと考えている。その点で言えばカーボンで作られたシステムヘルメットであるボルテックスも捨てがたい。5万3000円。

●商品情報はこちら:LS2 VORTEX

MotoGPレーサーと共同開発したプレミアムフルフェイス『アロー・シー・エボ』。ワイドウィーブカーボンファイバーを帽体に使用しているため軽量かつ丈夫。空力学に基づき設計されており、高速走行時のリフト現象も抑えられている。4万8000円~

●商品情報はこちら:LS2 ARROW C EVO

質感、快適性、コストのトータルバランスを高次元で実現したモデル『ブレーカー』。初めてのフルフェイスヘルメットとして選ぶライダーも多い。5色用意されており、バイクとのコーディネートもしやすい。1万8860円~。

●商品情報はこちら:LS2 BREAKER

ストリート派ライダーには『スピットファイア』

クルーザータイプやカフェレーサースタイル、さらにはネオクラシックモデルなどのオーナーは、ファッション感覚でヘルメットを選ぶことも多い。そのようなライダーにお薦めするのが『スピットファイア』だ。一般的なオープンフェイスヘルメットの場合、通常だと帽体の縁にゴムパーツを備えることが多いのだが、スピットファイアは縁部分まで帽体素材で作られており、その結果すっきりとした印象を持つデザインとなっている。

帽体そのものがコンパクトに作れている上に、94%UVカットのバイザーも内蔵されている。なのでサングラスなどのシェードを使う際にはバイザーを格納し、高速クルージング時やサングラスを持たない際にはバイザーを出すといった使い分けが可能。カラーバリエーションは5色で、その中でもブラウン・オレンジ・イエロー(イメージカットのもの)は、ビンテージスタイルに良く似合い好印象だ。9000円~。

LS2ヘルメットは今後も続々とニューモデルが上陸を控えており、さらにはウエアやグローブなど、LS2ブランドのライディングギアの展開も予定している。LS2ヘルメットは全国の2輪用品店にて取り扱い中。実際に触れて質感、被り心地をテストして欲しい。

●商品情報はこちら:LS2 SPIT FIRE

TTRモータースのイメージビデオ

INFORMATION

住所/群馬県高崎市西島町55-3
電話/027-352-2513
営業/10:00-17:00
定休/土、日、祝

LS2ブランドはスペインバルセロナに本社とデザイン事務所があります。ヨーロッパを中心に高いシェアを持ち、年間250万個の生産を誇り世界各国で販売され評価を得ています。その理由はヘルメットに求められる最も重要な安全性への拘りと言えます。生産拠点においては、海外ブランドでは数少ないSG規格認証工場へ登録されていることも安全意識の高さと言えます。年々研究を重ねて新素材や新構造を採用した帽体モデルをラインナップし、品質も向上させてきました。SG規格とPSCマーク(消費生活用製品安全法適合)、さらに一部シリーズでMFJの公認を取得しています。レース活動のサポートも世界的に行い、ダカールラリーやMotoGP、Moto2のライダーをサポートしています。商品は北海道から沖縄まで、全国の大型二輪用品量販店に置かれ、またWEBを通じても購入可能となっています。