イタリアの地で生まれ育った極上の美しさ! プレミアムパーツブランド『rizoma』の魅力に迫る!

掲載日/2019年8月26日
取材協力/リゾマ
写真、取材、文/小松男
構成/バイクブロス・マガジンズ
バイクライフの楽しみ方のひとつとして、愛車のカスタマイズを挙げるオーナーも多い。通勤・通学を快適にするためのパーツ装着などにはじまり、ツーリングで役立つ便利アイテムを取り入れることなどもその一環と言えるが、やはり性能や機能を向上させてくれるスポーツ系カスタムパーツを取り入れることは、ドレスアップの観点から見てもバイクの印象を大きく変えてくれ、満足度も高い。
イタリアで生まれ育ったrizoma(リゾマ)は、現在のアルミパーツシーンの牽引役となっており、精密な加工技術と美しいデザインで世界中のライダーを魅了している。ここではそのリゾマの魅力を探ることにする。

リゾマは様々なカスタムパーツを手掛けているが、その中でもアルミ削り出しパーツの美しさ、そして精度には定評がある。イタリアンブランドならではの大胆なデザインは、ライダーの心を惹きつけてやまない。
●ブレーキレバー
BRAKE LEVERS RRC :LBR301B
17,400円(税抜)
●グリップ
GRIPS URLO RS : GR222B
11,000円(税抜)
●ハンドルバーエンド
SINGLE HANDLEBAR CAP : MA301B
4,000円(税抜)

カラーバリエーションが豊富というのもリゾマの特徴だ。写真のブルー、レッド、ゴールド、シルバー以外にも、ブラックやグリーンなども用意されており、カスタムイメージに合わせたコーディネートを楽しめる。

リゾマのプロショップであるライコランド新横浜では、専用パーツがないCBR250RRなどにもリゾマの装着を行っている。リゾマパーツに対する技術やノウハウを求め、遠方から訪れるライダーも多いそうだ。

世界にひとつだけの特別な一台を仕立てるためのスパイス

リゾマはカスタムパーツを企画、製造するブランドである。世界的にみても大きなシェアを誇るが、バイクメーカーがひしめき合い、パーツ業界も成熟している日本においてはあまり馴染みの無いブランドかもしれない。そこでリゾマについて、簡単に説明するところからはじめよう。

ファビオ・リゴリオとファブリツィオ・リゴリオのふたりの手により、イタリアで誕生したリゾマ。そもそもは90年代に自分たちのバイクに合うアクセサリーパーツを、様々な素材を使い造り上げたことから始まったというが、僕が10数年前にミラノショーへ取材に行った時には、すでに大きなブースを構え、多くのファンを迎え入れていたことを覚えている。

そこに並べられた数々のパーツは、どれもイタリアンブランドならではの美しいデザインを持ち、さらには高い加工技術を備えているため、繊細でシャープでありながら、大胆でダイナミックという、相反するスタイルが落とし込まれていた。私自身、その世界観に惹きこまれたひとりであったし、さらに成長してゆくことだろうと感じたものだった。

それから数年後、世界最高峰のロードレースであるMotoGPにおいて、レバーガードの装着が義務化され、それを最初に取り入れたのがリゾマだと知り、ひとり納得したことも付け加えておこう。デザインセンスや加工技術が認められていったリゾマは、現在ではドゥカティの純正アクセサリーパーツに採用されているほか、バイクメーカーのOEMも手掛けるようになった。

ここで取り上げるZ900RS Caféをはじめ、最近ではKATANAなど日本車の専用パーツも次々と発表されているが、欧州のブランドということもあり、専用パーツは基本的に欧州でも販売されているモデルを対象に作られている。ただし汎用品も多くラインアップされており、専用パーツ不適合モデルであっても、リゾマのパーツを楽しむことはできる。むしろその方が、オリジナリティは得られるのだ。今回の取材にご協力いただいたライコランド新横浜は、リゾマ製品を得意とするスペシャルショップであり、リゾマパーツを装着しに遠方から訪れるライダーも多い。

「リゾマに限りませんが汎用パーツと言っても、ポン付けできるものはありません。日本語の説明書もないので、自分で装着するのは難しいかもしれません。しかしリゾマのパーツを諦めないでください。リゾマのパーツを取り入れたいというライダーの要望に応えるため、日頃より様々なバイクに対応し、そのノウハウを蓄積しています。250スポーツ系にも強く、専用パーツのないCBR250RRなどでもリゾマを装着できるので、ヒトとは違ったカスタムを楽しんでもらいたいです」と話すのは、ライコランド新横浜の的場瞬店長。

自身もリゾマのファンだと言い、リゾマの入門としてはレバーやブレーキのリザーバータンクなどハンドルまわりのパーツが、いつも目に入りやすくお薦めだとアドバイスをいただいた。リゾマのパーツはプレミアム志向が強く趣向品ともいえるが、その分、費用対効果はかなり高いものである。ヒトとは一歩差をつけるカスタマイズとして取り入れるのはいかがだろうか。

Z900RS Caféをベースとしたリゾマコンプリートモデル。昨年の欧州ショーに展示されたものと同一仕様となっている。元MotoGPライダーでありリゾマと深いつながりをもつ中野真矢さんがプロデュースする56designとのコラボレーションモデルでもある。以下、装着パーツを紹介してゆこう。

●ミラー
ONE:BS250B、BS251B/左右別
18,600円(税抜)/片側

●ハンドルバー
HANDLEBAR "RACE RETRO":MA054B
23,900円(税抜)
●ハンドルライザー
RISERS:AZ430B
13,400円(税抜)

●フルードタンク
FLUID TANKS WAVE:CT135B
11,000円(税抜)
●フルードタンクステー
FLUID TANKS BRACKETS:CT454B
2,700円(税抜)

●ウィンカー
CLUB:FR150B/1個
9,600円(税抜)
●ウィンカーケーブル
EE155H/2個必要
4,000円(税抜)
●ウィンカーアダプター
FR415B/2個必要
1,300円(税抜)

●リアフルードタンク
FLUID TANKS:CT015B
6,800円(税抜)

●フェンダーレス
LICENSE PLATE SUPPORT FOX for KAWASAKI Z900RS / Z900RS Cafe:PT323B
23,400円(税抜)

●エンジンスライダー
ENGINE GUARDS SPORT R for KAWASAKI Z900RS / Z900RS Cafe:PM326A
32,800円(税抜)

●ステップペグ
STEP PEGS B-PRO:PE630B/左右セット
9,600円(税抜)
●ステップペグアダプター
PE750B/前
4,000円(税抜)

●オイルフィラーキャップ
ENGINE OIL FILLER CAPS:TP008B
26,100円(税抜)

取材協力:ライコランド新横浜店
住所:神奈川県横浜市港北区菊名7-9-25
TEL:045-540-3051
リゾマの専門コーナーを設けるほか、パーツを多数在庫し、さらにはパーツ取り付け実績も多い、リゾマのプロショップでもあるライコランド新横浜。店長を務める的場さんも豊富な知識を持ち、リゾマパーツの装着なら何でも相談できる駆け込み寺的存在となっている。

INFORMATION

リゾマ日本総輸入代理店 56design
住所/千葉県千葉市中央区椿森3-3-4
電話/043-445-8856
営業時間/10:00~18:00

製造時の切削跡までもデザインに取り込むなど、美しい造形が追及されたrizoma(リゾマ)のアルミビレットパーツ。その歴史は90年代初頭、デザインの本場であるイタリアで始まりました。現在ではEU内においてアルミビレットのリーディングカンパニーへと成長し、DUCATI用アフターパーツメーカーとしては、No.1パーツサプライヤーの地位を確固たるものにしています。rizoma(リゾマ)の製品は、卓越したアルミ加工技術が実現する独創的なデザインを持ち、マシンのエクステリアと親和しながらも機能美溢れる魅力を放ちます。ラインナップはウィンカー、ミラー、フェンダーレスなどの外装関係からバックステップ、レバーなど操作系までに及び、そのすべての製品にrizomaの「Refuse the Usual」というがポリシーが与えられているのです。また、対象機種もDUCATIをはじめ、BMW、Triumph、ApriliaなどヨーロッパメーカーからHarley、国産モデル用まで網羅。この適合機種の幅広さもrizoma(リゾマ)の魅力のひとつとなっているのです。