
レザージャケットにレザーパンツ、さらにグローブやウォレット、サドルバッグなど、ライダーの嗜好に合わせた豊富な革アイテムを揃えるのが、京都に拠点を置くデグナーだ。そのラインナップのなかから、今季、とくに注目したいのが、メッシュレザージャケットである。
レザージャケットといえば秋冬のイメージが強いが、パンチング加工が施されたジャケットであれば、真夏でも涼しく着ることができる。しかもデグナーのメッシュジャケットは全面にパンチング加工が施されているので、長袖でも驚くほど風の通りが良いという。それでいて革の強度はしっかり保たれているし、脊髄や肩などに装着するプロテクターも標準装備なので、万が一の際にも安心なのだ。
左:19SJ-9 28,000円(税抜) サイズ:M、L、XL カラー:ブラック 素材:牛革(メッシュ)
右:19SJ-8 28,000円(税抜) サイズ:M、L、XL カラー:ホワイト、ブラック 素材:牛革(メッシュ)
ここで提案。せっかくなら、より夏らしさを演出できる半袖ジャケットに注目してはどうだろう。デグナーが4年ぶりにリリースした半袖メッシュレザージャケット「19SJ-8」と「19SJ-9」なら、ともに全面にパンチング加工を施し、涼しさは折り紙つき。もちろんプロテクター(脊髄・肩)を標準装備しているので、半袖といえども安全性能にも抜かりはない。
ただ、「半袖ジャケットをどうやって着こなせばいいのか? という質問を受けることが多い」と同社広報の荒木さん。そこでオススメが、冷感アームカバーの活用だ。
「やはり安全性を考えると、肌をさらしてバイクに乗ることはオススメできません。最近ではいろいろなデザインのアームカバーが発売されているので、何種類か揃えておくと、その日の気分などで変えられて楽しめますよ」(荒木さん)
ファッション性だけでなく、アームカバーは紫外線から肌を守り、走行風による疲労の軽減も期待できる。もちろん最近の冷感素材は高性能なので、メッシュジャケットと相まって、快適なバイクライフの重要な一翼になってくれるに違いない。
夏らしいホワイトの牛革にブラックのラインがアクセントとなっている。冷感アームカバーは涼しいだけでなく、紫外線や走行風から肌を守ってくれる。
左:18SJ-7 39,000円(税抜) サイズ:M、L、XL カラー:ブラック、ブラック/ホワイト 素材:牛革(メッシュ)
右:17SJ-3 39,000円(税抜) サイズ:M、L、XL カラー:ブラック 素材:牛革(メッシュ)
デグナーでは長袖のメッシュジャケットも充実していて、ツーリングライダーから高い支持を得ている。インナーメッシュは汗ばんでも肌離れがよく快適。さらに長袖の冷感アンダーシャツを着れば、半袖Tシャツで直射日光を受けるよりも、よっぽど涼しいはずだ。
もちろん、長袖メッシュジャケットにもコーディネートのポイントがある。荒木さんに聞いた。
「アンダーシャツにはあえてハイネックやミドルネックといった“襟”のあるものがオススメです。そうすると、ジャケットの襟部分に皮脂汚れがつきにくくなりますよ」
1年中レザージャケットとともにありたい……そんなライダーの希望を叶えてくれるのが、メッシュレザージャケット。夏のバイクライフを大きく変えてくれるアイテムだ。
全面に施されたメッシュによって、長袖とは思えないほどの涼しさを実現。脊髄・肩・肘に加え胸部プロテクターも標準装備している点も見逃せない。
着こなしのポイントは、襟の高いアンダーシャツ。ジャケットの襟部分に皮脂汚れがつきにくく、清潔に着ることができる。
まずは表面の汚れ落としから。固く絞った柔らかい布で、虫や汚れを拭き取る。
汗による染みや塩分がジャケット表面に出てきたら、専用クリーナーで汚れ落とし。付属のスポンジでよく泡だてて、ジャケット表面を洗う。
襟まわりや裾まわりは皮脂汚れがこびりついていることが多いので、特に念入りに!
汚れが取れたら、最後はオイルアップ。塗りすぎ注意で、メッシュの穴を塞がない程度に塗ること。もしも穴が塞がっても、時間が経てば革がオイルを吸収するので心配は無用。
インナーの消臭には市販の消臭剤を使用する。パッドをすべて外して裏返すと、しっかりメンテナンスできる。インナー消臭はなるべくマメに行いたい。
デグナー本店ではジャケットやグローブなど、レザーウェアのクリーニングを受け付けている。シーズンが終われば汗を吸ったジャケットを完全リフレッシュしよう!(ジャケット:1万円~、グローブ:6000円~)