掲載日:2017年01月13日 トピックス
取材協力/スズキ株式会社 文/コイ 写真/バイクブロス・マガジンズ編集部
こんにちは!編集部のコイです。身長154cmなので横に立つとこんな感じになります。今回はこんな私が「小柄な人にとってバーグマン200ってアリ?ナシ?」をチェックします!
欧州での人気を追い風に、2014年に国内販売が開始されたバーグマン200。当時は250ccクラスのビクスクと比較されていましたが、バーグマン200の登場以降、排気量150~200cc前後のスクーターが数多く登場。今やスクーター界でも一大勢力を築いているカテゴリーとなっています。そんな時代の先駆ともいえるバーグマン200を、WEB編集部スタッフがリレーインプレッション。
今回の試乗インプレがビッグスクーターいわゆる「ビクスク」だと聞いたときは、ちょっと後ずさりをしたんです。「ビクスク」に苦手意識いっぱいの自分は「誰か代わってくれないかな」とすら思いました。会社帰りに駐輪場にたたずむバーグマン200をチラリと見たところ、まさに「ビクスク」感あふれるビックなお尻回りが目に入り、その大きさにさらに後ずさり。これは自分には取り回しすらキビシイよ……と、思ったものです。
いよいよロケ当日になり「見た目より軽いよ」「(バイクの)お尻がでかいだけやねん」という周囲の言葉に少し騙されてハンドルを握って跨ってみたところ、衝撃を受けました。足つき性がすこぶるよくて、両足が余裕でつきます。かつて教習所でイヤイヤ乗ったあの「ビクスク」とは別物だったのです。ちなみに、かつてイヤイヤだった理由のひとつが、「ビクスク」は四肢をつっぱった状態にならないと、跨るのも取り回すのもつらかったという点なのですが、バーグマン200は何の苦労もなく自分の股下にバイクが収まってしまったのです。見た目と実際のポジションがかなり違うので、体格に自信がない人でも、ぜひ実際に跨って確認したほうがいいと思いました!
バイクというのは走りだせば安定するし、動いてる限りは、背が低かろうが力がなかろうが、ほぼ関係ないと思っています。ところが、駐車場への車体の出し入れといったちょっとした取り回しの時は、そうはいきません。一般的な「ビクスク」は、ハンドルが遠くて腕が突っ張った状態になりやすく、小柄な人に対して自らの体格がちょっと足りない現実を突き付けてくる印象でした。
でも、そうした厳しい現実を突き付けるような印象は、このバーグマン200からは一切感じませんでした。その理由として考えられる点を、以下の写真キャプションに書いてみました。
足つき性が良くて、取り回しもラクチンとなると、なんだかとても身近な存在になってくるもの。当初は恐怖の対象だったビッグなお尻回りを演出している幅広シートですが、ちょっと遠乗りして疲れた時などはバイク上で快適に寝れるくらいの安定度とふんわり感がある素敵な装備に見えてきたのです。実際、いろんな体勢で寝転がってみましたが、どれもふんわりとシートが体を支えてくれてバランスも崩しませんでした。
身長154cmでも、ぜんぜんイケるバーグマン200。もちろん、アリなバイクだと思いました。
前から見たところ。驚くべきことに両足かなり余裕で着きます。
ここにカラクリあり!ちょうど足を下ろす位置にステキなくびれがあります。このくびれが、小さい人でもステップの横幅を気にすることなく乗れる「安心の足付き」を生んでくれます。
横からもドン。ビクスクでこうして両肘両足に余裕が持てるのは感動でしかありません。ちょうど先ほどのくびれに足がうまくはまっているのです。
ここ注目!ハンドルの高さと幅、ふつうより高いです。これにより、停車時の体勢の安定度が格段に増してます。
そのハンドルのおかげか、小さい人あるあるの「ビクスクを取り回すとき腕が伸びきって上半身がいっぱいいっぱい」現象がカケラも起きてません。力を込められる体勢を維持できてます。
シートはちょっとしたソファーなみの大きさ!横幅は肩幅の1.5倍はあります。このシートの上でコロンと寝転がっても安定して支えてくれました。そんなビクスクの嫌いポイント2点を克服してくれてバーグマン200の試乗は、軽快の一言に尽きました。
試乗!軽い、そして想像してた200ccのビクスクのイメージを変える疾走感を味わいました。加速性、コーナリングのヒラリ感、適度にソリッドなブレーキなど。
走るときは思いっきりシート後部に体を乗せてアクセルをグイっと。Uターンもくるりと軽快に回ってくれました。ハンドルの高さのおかげか腕にも余裕がありました。
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