掲載日:2010年09月28日 フォトTOPICS
取材・文/ケニー佐川&バイクブロス×マガジンズ編集部 撮影/ バイクブロス×マガジンズ編集部 ナベ 取材協力/ピアッジオグループジャパン
ハンドルマウントタイプのマルチリフレクター式ヘッドランプを装備。曲がりたい方向にライトが照射されるので安全かつ安心。コンパクトなスクリーンだがウインドプロテクション効果は意外と高い。
アプリリア製スクーターの代表的モデルが「スカラベオ」シリーズ。本国では50cc~500ccまで幅広いレンジを持つが、日本市場に投入されている最大排気量モデルがこの400IEである。車名の語源である「スカラベ」という言葉は日本ではフンコロガシのイメージが強いが、イタリア語では“甲虫”全般を示すらしい。なるほど、と思わせる可愛らしい姿はさすがデザインの国のセンスをうかがわせる。一方、コンパクトな車体にはフューエルインジェクション装備のパワフルな水冷4ストローク4バルブSOHC単気筒399ccエンジンを搭載。ヨーロッパの石畳でも快適に走破できる大径ホイールや前後連動タイプのダブルディスクブレーキを装備するなど、本格的な走りがその魅力ともなっている。今回の試乗ではこのイタリアンスクーターの魅力を掘り下げてみたい。
今週公開の試乗インプレッションに先立ち、今回はスカラベオ400IEのディティールをフォトトピックスでお届けしよう。
01アルミ一体式のホルダーに納められた折り畳み式のタンデムステップ。剛性感たっぷりの堅牢な作りで質感も非常に高い。フットレストには厚みのあるラバーが貼り込んであり足先に伝わる振動や衝撃を緩和してくれる。
02フロントパネルと一体化したビルトインタイプのウインカーや、ラジエターの熱を後方に逃がす効果もあるルーバーなど、単なるデザインとは異なる機能美が光る。
03グローブボックスの中は左右に小さなスペースがあるだけ。左側見える黒いケースは車載工具。中央部分のレバーは手動でシート開閉するためのもの。
04グラブバーを兼ねたリヤキャリアが標準装備。純正アクセサリーとして35Lと47Lのトップボックス、およびマウントキットが用意されている。
05シート下のスペースは広いが浅めで、ジェットヘルならなんとか1個収まるという設計。それ以外にレインウエアや小さなショルダーバッグ程度なら入るだろう。
06走破性と直進安定性に優れるフロント16インチホイールを採用。260ミリ径ダブルディスク&2パラレルピストンフローティングキャリパーを装備するなど本格的。
07大容量のサイレンサーはオールステンレス製で質感も高い。サイレンサーガードもステンレス製。リヤホイールは14インチ。ツインショックは4段階でプリロード調整可能。
08リヤには240ミリ径ブレーキディスク&2ピストンキャリパーを装備。リヤブレーキが作動するとフロントも連動して効く、インテグレーティッドブレーキシステムを採用。
09パワフルな水冷4ストローク4バルブSOHC単気筒399ccエンジンを搭載。駆動&懸架方式は一般的なベルトドライブによるユニットスイングタイプ。
10ゴージャスな雰囲気のダッシュパネル。センターに配置した速度計はキロメートルとマイルのダブル表示。右のマルチディスプレイには距離、トリップ、電圧、時計、燃料計などを表示。
11キーに付属したリモコンにはシートオープナーとアラーム付きのイモビライザー機能を装備。盗難やイタズラ防止にも効果的だ。
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