掲載日:2026年02月10日 プロが造るカスタム
取材協力/PIT IN AUTO
取材・写真・文/ガスグラフィックス

ビッグスクーターがオシャレな乗り物として注目され、当時の若者が東京の渋谷、原宿、下北界隈で日常の足として活用していた時代から、すでに20数年もの時代が過ぎた。社外品も少ないため、スクリーンをカットし、ハンドルカバーを外してローダウン。マフラーを交換するだけで大満足。そこからバイクメーカー各社から様々な車種が販売され、かつ豊富なパーツ郡も販売されるようになったことで、ユーザーの選択肢が増えると共にその趣向性も変化。ライトなままで日常を楽しむ。カスタムの楽しさに目覚め、よりハードな方向性を突き進む。このように、ユーザーの目的が多様化したことも、ビッグスクーターが大流行した一因だったのは間違いない。

そんな時代に、限りなくノーマルに近いスタイルでコンプリート車を販売し、初心者からライトカスタムユーザーの好奇心を掻き立ててくれたプロショップのひとつが、東京都新宿区で営業を続けるピットインオートだ。同店は当時から現在に至るまで、ホンダ、ヤマハ、スズキの正規販売代理店を務めているため、正統派と呼ばれるカスタムを提案。自社オリジナルブランドも取り揃えて、ビッグスクーターの世界に飛び込んだライトユーザーを多く支えてきた。
そのピットインオートが2007年頃に製作したヤマハ・マグザムがこの車両だ。エアロは一切装着せず、ローダウンもしていない。外装色は純正のホワイトをそのまま使い、内装を同色にてペイント。そして、この純白なボディに合わせてシートを交換し、ハンドルやカバー類の交換でさりげなくメッキ感を演出。そして、マフラーを変更して完成した、限りなくノーマルに近いライトカスタムとなる。「ベストタンデム・アーバンクルーザー」というコンセプトで登場したマグザムの、ロー&ロングなデザインをそのまま活かしたスタイル。快適で便利な日常の足としてフル活用できる、ビッグスクーター本来のメリットを活かしたこの仕様こそ、カスタムの原点にあると言えるだろう。

ピットインオートが販売するコンプリート車の多くに装着されていたのが、こちらのMAC MRD製マフラーだ。音量は規制内だがパワー感も抜群で、チタンやステンレスなど仕様も選べるのが人気の理由だった。

大柄なダイヤカットとメッキ調のタックボタンが特徴の同店オリジナルシート。タンデムシートは取り外すことなく、表皮を同様に揃えているのが特徴。

エアロを装着してスタイリッシュに見せるのではなく、純正スクリーンの上部をメーターバイザーの高さに合わせてカット。しかもしっかりとモールを追加しているため、まるで純正品のような仕上がりに。

ライザーと共にハンドルをワイドロータイプに変更し、ゆったりとクルージングが楽しめるライディングポジションを獲得。タナックスのバレンクラシックミラーは、ビッグスクーターユーザーにとっては定番品。カットしたスクリーンの内側の処理もお見事だ。

ライトカスタムユーザーにとってお勧めしたいのが、このフェンダーレスナンバーキットだ。大柄なフェンダーが無くなることで、リア回りの軽快感が高まる重要アイテム。

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