掲載日:2023年07月26日 プロが造るカスタム
取材協力/INTERCEPT 取材・写真・文/ガスグラフィックス
純正デザインで美しいロー&ロングボディを持って生まれたヤマハのマグザム。ローダウンをするだけで充分にまとまる完成度の高さが魅力的だが、そこにエアロ、マフラー、そしてメッキパーツという三種の神器を追加することで、誰もが認める素敵なラグジュアリーカスタムを作り出すことができる。
大阪にあるインターセプトは、ビッグスクーターブームの初期から、関西方面のシーンを盛り上げてきた老舗店のひとつ。モータースポーツにも関わってきた経験があるため、とりわけスポーティな方向性を打ち出すことを得意としているショップだ。そんな同店が2009年当時に創り上げたマグザムが、この車両だった。必要最小限で装着したエアロはウイルズウィン。このブランドは、購入しやすい価格設定で多くのユーザーに支持され、今でも継続されている数少ないブランドの中のひとつだ。また、大きくカチ上げられた特徴的なロングサイレンサーは、テュポン製セイレーン。こちらはインターセプトのアイデアで、このスタイルにまとめられた。そして、インナーカウルにラップペイントを施したカスタムは、インターセプトとしては珍しいスタイルだった。
マグザムが発売開始となったのが2005年。その後、様々なショップによってあらゆるカスタムが生み出された。この車種に限っては、装着されるパーツの違いや加工のアイデアはいくつもあるが、リアカウルからハミ出ない程度のロングホイールベーススタイルが主流であり続けている。ノーマル車両においても、発売以降細かい仕様変更はあれど、フルモデルチェンジをすることなく、2017年まで12年に渡って継続生産された貴重な車種だ。そのため他車種と比較すると、程度良好なベース車を探すことは容易でもある。そんな観点からも、これからビッグスクーターのカスタムを楽しむユーザーにとっては、素材としてオススメしたい車種、ナンバー1なのである。
マジェスティCの時代から大人気となった二眼デザインを採用したウイルズウィン製ソリッドマスク。表面に様々なエッジを設けたスクリーンレスタイプで、しかも納期に多少時間はかかるが、現在も新品購入できる貴重な商品だ。
こちらも当時大流行したホイールスピンナー。4輪ラグジュアリー系カスタムが起源であり、ビッグスクーターでも支持されていた。4輪と違い社外メーカーによるホイールも少ないため、これが回ることはもちろんだが、停車時の視覚的デザイン効果も高かった。
インナーカウルは赤と黒によるラップペイントを施した。スピーカーのベースなども赤が使われており、外装の色合いとの統一感が美しい。
純正デザインの時点でライダー側とタンデム側が一体となっているため、大掛かりな加工は不要でフラットシートが似合うのがマグザムの特徴。この車両には大柄なダイヤカットデザインが施されており、ボディの赤みに合わせたレッドブラウンを採用。
ロングストレート管はこのセイレーンマフラーの特徴。マグザムの場合、リアカウル下側に目立たないようにマフラーを装着することが定番だが、インターセプトではあえて存在感を主張するカチ上げスタイルにしている。しかも、このマフラーも現在購入可能な貴重品。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!