掲載日:2021年04月28日 プロが造るカスタム
取材協力/GOTTY 取材・写真・文/ガスグラフィックス
ホワイトとピンクの2色使いが、とても印象的なマグザムだった。基本的にはホワイトがメイン。しかし、差し色としてピンクを嫌みのない程度に抑えることで、可愛らしさが倍増。どちらかと言えば、厳つさばかりが目立つビッグスクーターカスタムの世界だが、こういったシンプルな雰囲気こそ、カスタム初心者にオススメしたい内容なのだ。
この車両の特徴は、マグザムが持つ本来のデザイン性の高さをそのまま活かしていること。外観の大きな変更はフロントフェイスにエアロを纏い、フラットシートを装着したのみ。さりげなくロングホイールベース加工が施されているが、リアタイヤもボディ内に控えめに収納し、ローダウンを敢行。細部はオーディオボードやステップボードなど、定番パーツも多数装着されているが、たったそれだけで完成したルックスは、マグザムだからできるシャープ&ロースタイル。しかも、このペイントの影響により、やはり女性に似合いそうな雰囲気が漂っているのだ。
日常で使用することも考慮すると、これぐらいの仕様の方が最も扱いやすいのは間違いない。様々なカスタムがある中で、ひとつのお手本として、このキュートシンプルな方向性も覚えておいてほしい。
スクリーンレスとなったフロントフェイス。先端やヘッドラインデザインなど、各部のエッジが強調された外観は、GOTTYよりシャークと命名された。このピンクのアイラインが、車両全体を引き締めている。
楕円デザインが印象的なTWO BROTHERS製サイレンサーにオリジナルロゴを施し、このマグザムに合うようにショート加工して装着。このさりげない主張感が心憎い。
リア部分はエアロ未装着でノーマルのまま。リアウインカーとテールランプにLEDタイプが装着されているのみ。マグザムを愛するユーザーは、このノーマルデザインの秀逸さに惹かれている人も多い。
差し色のピンクをグリップ部分に使用。さらにハンドルバーにも色味が異なるピンクを採用し、目を惹きつけるポイントを増やしている。フロントフェイスがメーター取り外しのチョップタイプのため、キーシリンダー右下に別体メーターを追加。ブレンボマスターシリンダーも使用したため、非常にシンプルなハンドル周りが完成。
ノーマルのままでも低く見えるデザインがマグザムの特徴だが、フラットシートを活用することで、さらにそれが強調される。ここにもパイピングとロゴのみピンクを使用。女性ウケしそうなこういった色使いも、GOTTYが得意とするところだ。
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