掲載日:2020年02月19日 プロが造るカスタム
取材協力/ショーケース
取材・写真・文/ガスグラフィックス
神奈川県平塚市にあるカスタムショップショーケースは、その昔、東京お台場で開催されていたビッグスクーターコンテスト「RAGE(レイジ)」で総合優勝を飾ったことがある老舗だ。しかも、関東の専門ショップの中では、とりわけマグザムの製作が多いことでも知られる。
今回のマグザムも、外観はショーケース製フロントフェイスとビビッドパワー製リアバンパーという人気エアロの装着に留めているが、キャンディグリーンとブラックに彩られたカスタム感漂うペイントと共に、灯火類各部をブラックアウト化することで、車体の印象を引き締めた。
そして、注目すべきは、独特の形状を持つバーハンドルや実用性とルックスを両立させたミラー。これらはショーケースのオリジナルパーツであり、各プロショップの様々なアイデアで進化し続けるスクーターカスタムの中でも、唯一無二のスタイルとして、密かな人気を集めている。長年、ユーザーと共に歩んできた歴史があるから、こうした隠れた逸品を生み出すことができるのが、老舗の強みでもあるのだ。
シンプルなデザインのフロントフェイスは、ショーケースオリジナル。車体のブラックに合わせてペイントするのではなく、カーボンを採用したことでレーシーな雰囲気が増している。
フロントと合わせるかのように、こちらもシンプルな造形が印象的なリアバンパーはビビッドパワー製。リア回りの中心部とバンパーをブラックアウト化することで、大胆なツートーングラフィックが完成。
独特の造形を持つハンドル回り。バーハンドルでありながら、ライザーを介さずにグリップ部をライダー自身に近づけることが可能。微妙なアールを描くハンドルがとても美しい。
ステップボードもカーボン化することで、車体との統一感をグレードアップ。メッキを一切使わないカスタムテクニックは、主流とは言えなくても、一部のユーザーに絶対的に支持されているものだ。
グリップ部もカーボンで統一。さらに、ミラーはスタイリッシュな車体に合わせて、低く、しかし視認性かしっかり確保したワンオフミラーで対応。こういった細部の造り込みもまた、老舗ならではのセンス。
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