エンジンスワップによるハードカスタムフォルツァ

掲載日:2019年01月09日 プロが造るカスタム    

取材協力/インターセプト
取材・写真・文/ガスグラフィックス

エンジンスワップによるハードカスタムフォルツァの画像
ホンダ フォルツァ(インターセプト)

外装をシンプルにまとめることで、
4輪太足化のハードカスタムをマイルドなイメージに

ハードカスタムのベース車両としては、あまり人気度は高くないのがホンダフォルツァだ。当時、ブームの火付け役となったヤマハマジェスティCのライバルであったのだが、いわゆるビッグスクーターのHY戦争で大敗。その結果、現存する中古車輌も、ライバル車と比べるとそれほど多くはない。しかし、一方で過度なカスタムが施されることが少なかったこともあり、程度のよい個体が見つかりやすいのは、このフォルツァの特徴である。

大阪のインターセプトは、ブーム当時からいわゆる“MF08”フォルツァを数多く手掛けてきた。エアロなどのオリジナルパーツもラインナップし、エンジンスワップはあえてせず、ノーマルの良さを活かしたスポーティでシンプルな独自のスタイルを貫いていた。今回紹介するこのホワイトのフォルツァは、古き良時代のインターセプトらしさと、最近の大阪でのユーザーの傾向を反映させた、ハードカスタムフォルツァとなる。

エンジンスワップによるハードカスタムフォルツァのカスタム画像

まず特筆すべきは、CJ43スカイウェイブ用エンジンの換装だ。リアホイールが片持ちのため、変換ハブを使用することで4輪ホイールの装着が可能となるのは、この企画を読んでくれている方々ならばご存知の通り。しかも、前後サスペンションはバネサスのまま。スワップ車輛の多くがエアサスによるフル着地を目指すことが多いなかで、バネサスによるロー&ロングスタイルを継承しているのは、インターセプトが古くからスポーティな路線を守り続けてきたからでもある。

ビッグスクーターのカスタムは、外装をまとってしまうことで中が見えなくなるため、他ジャンルのバイクカスタムと比較すると、その違いを見つけることが非常に難しい。逆に言えば、隠された部分に各ショップのプライドが注入されており、この世界観に一度でもハマると抜け出せなくなる、ということだ。

エンジンスワップによるハードカスタムフォルツァの詳細写真は次のページにて

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索