掲載日:2018年10月24日 プロが造るカスタム
取材協力/弥生
取材・写真・文/ガスグラフィックス
2018年4月に鈴鹿ツインサーキットで開催されたイベント「TMAX DAYS」は、ヤマハのTMAXだけが参加でき、サーキット走行&カスタムコンテストを両立させる試みとして、その歩みをスタートした。
サーキットを走ることに特化した車両や、ドレスアップにこだわる車両など、様々なジャンルのTMAXが一同に集まったことで、非常に見ごたえのある1日となったのは間違いない。そのイベントの中で、いくつか印象的だった車両が来場していたので、今回はその中の1台をご紹介しよう。
TMAXカスタムで知られる「弥生」が手掛けたこの車両は独特の淡いブルーに彩られ、カウル各部には「SHISEIDO TECH21」の文字が並ぶ通称“テックツーワンカラー”をまとっている。1980年代のバイクブームを経験した40代以上のユーザーは懐かしさを覚えるだろう。
基本的には定番の弥生製カーボンパーツを多数装着し、ホイール変更と、吸排気系、駆動系といったベーシックなチューニングを施したのみ。しかし、そこから醸し出される雰囲気は完全にレーシーであり、スクーターでサーキットを楽しみたいと考えているユーザーにとっては、お手本となるスタイルだ。
TMAXは、決してサーキット走行を主目的としたスクーターではない。しかし、ちょっとしたパーツチョイスだけで、走りとルックスの両面において、間違いなくサーキットにふさわしい車両に生まれ変わるのだ。特に、このIII型までは中古車の台数も多く、値段も比較的こなれている印象があるため、リーズナブルにサーキット走行専用車を手に入れるためのベース車両としても、オススメできる車種であることは間違いない。
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