掲載日:2018年04月11日 プロが造るカスタム
取材協力/クオータードラゴン
取材・写真・文/ガスグラフィックス
バイクやスクーターに詳しくない人が見れば、クオータードラゴンが手掛けたTMAX530には、マフラー以外に変更が無いように見える。しかし細部に目を凝らすとさりげないパーツにまで手が加えられているのだ。スクリーンやブレーキマスターシリンダーには、フランス製の人気ブランドBCD DESIGN、カーボン外装は日本の弥生。そしてフェンダーレスキットやハンドル周りの変更と、ノーマルルックを活かしたライトカスタムに仕上げられている。
今回のTMAX530は女性オーナーのもの。しかもこれまでにTMAXの1型、2型と乗り継いできたという生粋のTMAX好きだ。 TMAX は一般的なスクーターと比較すると重量があり、シート高も高めで、重心も高い位置にあるため、女性や小柄な男性ユーザーに敬遠されることもあるが、このTMAX530はワイズギア製ローダウンキットを組むことでそれらを克服している。
決して目立つような仕上げではないものの、TMAXの良さを引き出すためのシンプルチューニングがされており、走りを楽しみたいビックスクーター乗りのファーストステップカスタムとしてお薦めな内容だ。
ショーカーのような完全ビジュアル重視のスクーターと、純粋に走りを求めるスクーター。この対極に位置するジャンルの橋渡しとなるTMAXの存在は、これからもたくさんのエントリーユーザーを増やす起爆剤になってくれるに違いない。
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