掲載日:2017年11月08日 プロが造るカスタム
取材協力/エタニティ
取材・写真・文/ガスグラフィックス
TMAXは特別なスクーターだ。なぜならば、発売しているヤマハがこの車両はスクーターではなく、『スーパースポーツ』として位置付けているからだ。実際、TMAXはヨーロッパでの大型スクーターカテゴリーにおいて、販売初期から絶大な支持を集めたほどの人気車両。日本とは違い実用性を重視するヨーロッパ市場で、この結果をもたらしたTMAXはどれほど完成度が高い車両であるか。日本ではその評価が低いのが気になるところではある。
いずれにしても、この車両の価値を理解し、TMAXを愛するオーナーは日本にも多くいるわけだが、その中でも、3型TMAXをベースにTMAX530の外装をスワップするという発想を持った人はどれだけいたのだろうか。歴代のモデルチェンジで、一般的には1型から3型までがひとくくり。そして、排気量や様々なものが変更されたTMAX530からが別世代と捉えられる。この車両は外装はTMAX530そのもの。しかし、フレームなどを見ると3型の雰囲気が漂ってくる。つまり、TMAXをよく理解している人が見ない限り、誰もがTMAX530と見間違うような完成度を誇っていることになるのだ。
これだけの手間をかけるならば、TMAX530が買えてしまうのでは?という質問はナンセンス。TMAX530をそのまま買うのではなく、長年愛した車両をリファインの意味で新しいスタイルへと変化させることも、カスタムライフの楽しみの一つなのではないだろうか。
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