【ヤマハ トリシティ155試乗記】シート高が低くなり、扱いやすさが向上!

掲載日:2019年05月12日 試乗インプレ・レビュー    

写真/井上 演 取材・文/佐賀山敏行

ヤマハ トリシティ155 詳細写真

【ヤマハ トリシティ155試乗記】シート高が低くなり、扱いやすさが向上!の画像

スクリーンはショートタイプながらも、大柄なフロントマスクと相まって大きな防風効果を発揮。ライダーを走行風から守ってくれる。また、LEDを採用した大きなヘッドライトやポジションランプはデザインのポイントにもなっていて、フロント二輪と並び、フロントビューのアクセントとなっている。

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ヤマハ独自のフロント二輪機構「LMW(リーニング・マルチ・ホイール)」を採用。コーナリングでは車体とフロントホイールが同じ角度でリーンし、自然なハンドリングを実現。また、片側2本のテレスコピックフォークがスポーティーな走行感覚を生み出している。ホイール内側にはそれぞれ、ABS付きディスクブレーキを装備。

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ホイールサイズは14インチで、高い直進安定性はもちろん、悪路での走破性を高めるのにも一役買っている。フロントフォークやディスクブレーキを車体内側にセットしているため、ホイールデザインをしっかり見ることができるのもトリシティの大きな特徴。一般的なスクーターやモーターサイクルとは一線を画すディテールである。

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フルカバードのハンドル周りはトリシティが持つ重厚なイメージを継承。高級感も併せ持っている。また、左ハンドルにはパーキングレバーを標準装備。簡単な操作でロックと解除がおこなえる。視認性に優れた大型のミラーや盗難防止シャッターを装備したメインキーなども注目すべきポイントだ。

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フルデジタル表示のマルチファンクションメーター。中央にスピードメーターを配し、燃料計や時計、さらに温度計や距離計(オド/トリップ)を配置。ひと目でさまざまな情報がわかるようになっている。また、ECOランプを装備していて、燃費の良い運転をしているかが確認できる。

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インナーパネルには小物入れとコンビニフックを装備。小物入れ内にはDCジャックを内蔵しているので、スマートフォンなどの充電がおこなえる。ちょっとした買い物などでレジ袋やエコバックをかけられるコンビニフックは、小さいながらもあれば便利な装備。通勤でもツーリングでも、重宝すること間違いなしだ。

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今回のマイナーチェンジで変更されたのがシート高。これまでの780mm→765mmとなり、足つき性や乗降のしやすさが向上している。また、シート自体も変更されており、よりライダーにフィットする形状となっている。これによって長距離ライディングでの快適性も大きくアップしているのだ。

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シート下トランクの容量は約23.5Lで、ヘルメットひとつが収納可能。LED照明がついているので、夜間に物を出し入れするときも便利。また、給油口も備えられている。ちなみに燃料タンク容量は7.2L。燃費(WMTCモード値)は41.7km/Lなので、スペック上の航続距離は280km以上となる。

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エンジンは水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒。高効率燃焼・高冷却性能・ロス低減の3点にフォーカスした「BLUE CORE」エンジンを採用していて、低燃費性を実現しながらも加速フィーリングなど、走りの楽しさを両立している。トリシティ155の車体をものともせず、ぐいぐいと引っ張っていくパワーは素晴らしい。

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跳ね上がったフォルムのエキゾーストマフラーが、スポーティーな気分を盛り上げる。静粛性に優れつつも、ライダーを高揚させるエキゾーストノートで、所有欲をおおいに刺激してくれる。

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リアにもディスクブレーキを採用し、高い制動力を発揮。3輪独立制御のABSが高い安全性を確保している。また、左ブレーキレバーの操作によって、リアとフロントブレーキにバランスよく効力を発生させる「UBS(ユニファイドブレーキシステム)」を採用。制動時の車体の動きを穏やかにしてくれる。

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インパクトの強いフロントビューに負けず劣らず、リアビューにも個性の強いデザインを採用。立体的なデザインのテールランプとウインカーが洗練されたイメージを演出している。テールランプにはLEDを採用。

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